2013/05/03

みちのく桜紀行2013 ⑨復興・三陸鉄道のいま

震災5日後から早くも一部で運転を再開、
来年4月に全線で運行再開する第三セクター「三陸鉄道」。
そんな「三鉄」の奮闘する姿を紹介する記事が、
全国からのファンが支える声も交えて、
直近の朝日新聞夕刊に4回シリーズで載った。

他方、地元民にとって同様にライフラインである
山田線、大船渡線、気仙沼線など不通路線の
復旧をメドすら立てようとせずに放置、
"ドル箱"東北新幹線の延伸と収益の躍起のみに終始する、
言わんや超優良企業の「JR東日本」。

ずっと言及してきたことだが、輸送企業である両者の姿は、
大震災から立ち上がる局面でかくも対照的なまま。
自ら関与しながら他人事としか見なさない後者は、
この期に及んでの日本という国の、そして日本人の行状を、
さながら鏡写しにしていると、今さらながら思える。

























































◎三鉄とJR東の姿勢を見るにつけて、
交流サイト「フェイスブック」で近ごろ感じ入った
友人の投稿を転載させていただく。

【コトバはいのち】
豊かさが、退廃とごく近い血液関係にあることは、
歴史が教えるところである。
日本はやがて豊かさの中で退廃し、窒息し
滅びるのだろうかと思った。

藤沢周平(昭和49年 山形新聞)
 
http://www.facebook.com/katsuhisa.ishida?fref=ts

◎併せて、三島由紀夫の言葉も紹介しておく。

「このまま行ったら“日本”はなくなって(中略)、無機的な、
からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、
抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るであろう」。

*日刊スポーツ・アーカイブ
「ピート小林と歩く こころの日本遺産」より抄録
→http://p.tl/PVAr
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☆「三陸鉄道」運行情報
北リアス線は宮古~小本間、田野畑~久慈間で運行中。
南リアス線は盛〜吉浜間で運行中。全線復旧は2014年4月。
公式サイト
http://www.sanrikutetsudou.com/
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*フェイスブックでも投稿しています
http://www.facebook.com/petekobayashi
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★Welcome to the bar「B」@赤坂/今週の勤務日・16(木)17(金)

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