(枕) 北の大地にすっくと立つカカシは、
「オリンピックを旭川へ」とエールを送っているようだ...
(本文)
打ち出の小槌のごときJR北海道の失態報道とともに、
朝刊で目に飛び込んだのは「札幌でも再五輪?」(2026年以降〜)
と題された準社会面の囲み記事である。(朝日新聞9/26付)
1972年の冬季オリンピックの夢よ、もう一度!というのは、
容易に想像できるし、その意気やよしであるが、
果たして、道民と日本国民の賛同を得られるものだろうか。
まだ招致検討の段階とされるが、水面下では動いているはずで、
今のうちに先ずもって感じた素朴な疑問を呈したい。
1998年の冬期五輪国内候補都市で、旭川、青森、盛岡、山形が
敗れての「長野オリンピック」は記憶に新しいが、
1972年の札幌五輪の時は、併せて立候補した旭川が涙を飲んでいる。
(スミマセン、確認がとれず...記憶に間違いが無ければ)
「たら・れば」にしか過ぎないとの異見は目に見えるが、
当時の決定を境に、北海道内で札幌への「一極集中」が加速されて、
以降、北海道における幾多の歪みが生まれてきている。
(例:人口550万人余の北海道で、札幌が200万弱の1/3超という
驚異的な数字を占め、人口2位の旭川は35万人弱という事実は、
そもそも北海道のあるべき姿では決してない)
日本全体では、東京への「一極集中」問題はもはや葬られたかのよう。
名古屋、大阪 (国内候補では札幌、福岡、広島・長崎も)が
果たせなかった五輪に再挑戦しなかった事実を糧にして、
この国の未来のためにも!旭川にはぜひ2026年〜冬期五輪に
立候補してほしい、と門外漢ながら願わずにいられない。
再び、北の大地にすっくと立つカカシを眺めていると、
気のせいであることを差し引いても、
「旭川よ、ガンバレ」と真摯なエールを送っているようだ。
↑1998年発行「JR北海道」編集の北海道時刻表では、
巻頭の索引地図に、札幌と並び旭川エリアの拡大図がある。
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