2013/08/28

「輝け甲子園の星」選手権大会速報号発売中


前橋育英高校の初出場初優勝の余韻も冷めやらぬ中、
95回選手権大会をグラフで速報する
「輝け甲子園の星」9月号が発売されている。


連載コラム「ピート小林の高校野球グラフィティー」では、
"陽炎のような、甲子園"と題して、
夏の甲子園の魅力を1点写真とエッセイ文紹介。

残暑の折、熱かった今年の甲子園を
ビールでもやりながら振り返ってみるのもいい。

甲子園と高校野球がおキライでない方は、
ぜひお近くの本屋さんでお手にとってご覧ください。

























「輝け甲子園の星」(日刊スポーツ出版社)

2013/08/27

知る人ぞ知る、UR公団の特別募集住宅 (Aug.26, 2013)


礼金、手数料、更新料、保証人が不要のURの賃貸住宅。
中でも「特別募集」という名の"ワケアリ物件"は、
賃料が一定期間半額になる、住宅弱者のセーフティネット
というべきもので応募が殺到し続けている。

2011年に抽選から先着順に移行したものの、
実感では、ほとんど宝くじに近いような確率と感じる。

この国の住宅事情の貧しさに対抗する術もなく、
買わなきゃ当たらない!という宝くじのセリフよろしく、
ブログやFB投稿を返上して、黙々と募集にすがる。

甲子園通いの最中も、梅田のURセンターに寄っての
くだんの物件探し。根気の上に運力がいる。

☆同士の方、情報交換を歓迎いたします。

































Web「R25」での特集→http://p.tl/DiG1
____________________________________________________
Welcome to the barB」@赤坂/次の勤務日は30日(金)です

2013/08/12

男の子、投げ、打つ、駆ける。夏の甲子園 ④ (第4日)


★弘前学院聖愛6-0玉野光南 ◇1回戦(第3試合)11日 

リンゴ男子、日本一をめざす。

全校生徒676人中、男子221人、野球部員数38人。
青森県のリンゴどころ・弘前からの
ニューフェイス「聖愛」が初陣で完勝した。

数字だけ見ると典型的なノン野球校だが、
ここ3年間は県大会で8強、4強、準優勝と戦績を上げて、
創部13年目の今年は、"青森2強"といわれる
八戸学院光星(旧・光星学院)、青森山田を連破しての
初出場。その実力を甲子園でも見せたのだ。

データ(画像2)は、青森県勢の甲子園経験校17校のうち、
過去16校の甲子園デビュー戦は1勝15敗で、
太田幸司を擁して決勝進出した三沢以来、45年ぶりを示す。

県外からの"野球留学"の多い光星や青森山田と違って、
全員が学校のある津軽出身の地元っ子、
というところが(青森県人でない)傍目にも好ましく、
津軽人が、県民が聖愛に寄せる応援熱もひとしおだろう。

五所川原出身、弘前工で主将だった原田監督のコメント。
「日本一を目標に、リンゴっ子(愛称)でも
勝ち上がれるということを示し、弘前を盛り上げたい」

津軽・弘前の桜に通うこと20年の輩・私なら
「日本一のサクラっ子だから、勝ち上がれるんだぞ」























________________
★甲子園―ジャパニーズドリーム!
→http://p.tl/1bXc
ピート小林と歩く「こころの日本遺産」
(日刊スポーツ・アーカイブ)
______________________________________
Welcome to the barB」@赤坂/
甲子園取材のため、次の勤務日は30日(金)です

2013/08/10

男の子、投げ、打つ、駆ける。夏の甲子園 ③ (第3日)

★仙台育英11-10浦和学院 ◇1回戦(第4試合)10日 

初戦で両校がぶつかるとは。決勝戦と見立てても、
遜色のないほどの大試合、グレート・ゲームだった。

スクリーンは、14インチ・旧型ブラウン管テレビ。
甲子園の内外野を満員にした"期待値"を超える熱戦は、
日中の火照りを引きずった体内に残ったままだ。

勝利の女神はどちらに微笑むか?の展開の中、
10対10のスコアで迎えた9回裏、浦学エースの利き足に
不運なアクシデントといえる異変が起きて...
救援を仰がざるを得ず、仙台育英がサヨナラ勝利。

直前の8回、迎えた無死満塁の大ピンチに、
12球連続ストレートで3者連続空振り三振に切った左腕に、
少なからぬ代償が待っていた、のだろうか。

史上8校目の春夏連覇の夢が消えた、浦和学院。
みちのく初優勝への夢がふくらんだ、仙台育英。

どちらにも勝たせたい、紙一重の攻防。
第95回大会の、一番の名勝負になる一戦かもしれない。
































★甲子園―ジャパニーズドリーム!
もっと見る→http://p.tl/1bXc
ピート小林と歩く「こころの日本遺産」
(日刊スポーツ・アーカイブ)
_____________________________________

*フェイスブックでも投稿しています
http://www.facebook.com/petekobayashi
_________________________________________
Welcome to the barB」@赤坂/
甲子園取材のため、次の勤務日は30日(金)です

2013/08/09

男の子、投げ、打つ、駆ける。夏の甲子園 ② (第1日)

★日川4-2箕島 ◇1回戦(8日第3試合) 

箕島に神風、吹かず。
29年ぶり出場の箕島(和歌山)と日川(山梨)のカードは、
奇しくも同県対決であり名勝負といわれた
第65回大会(1985年)の箕島−吉田戦の再現を思わせた。

日川先行も、箕島が伝統のお家芸といわれる
走塁と撹乱戦略で中盤からヒタヒタと追いかける。

あの日をトレースするようなゲーム展開から
日川には、目前だった勝利がスルリと逃げた吉田の二の舞?
予感が中盤から身をよぎったが、それは杞憂で、
日川は驚くべき落ち着きと連続美技で箕島の逆転を阻んだ。

親子鷹である尾藤強監督が初めて率いる箕島に、
ファンは往年の神風的なゲーム展開を期待したのだろうが、
甲子園初勝利を目指す日川の強い思いが、
箕島のそれを終始上回っていた、と感じた試合だった。

これで、甲子園ファンが待ち望んだかもしれない、
伝説の箕島−星稜戦の再現は計らずも消えた。


甲子園の夢、野球の夢とは存外にそんなものである。































________________
★甲子園―ジャパニーズドリーム!
→http://p.tl/1bXc
ピート小林と歩く「こころの日本遺産」

(日刊スポーツ・アーカイブ)
_______________________________________________
Welcome to the barB」@赤坂/
甲子園取材のため、8月の勤務日は9日・30日(金)です

2013/08/08

男の子、投げ、打つ、駆ける。夏の甲子園 ① (第1日)

夏の甲子園通いが、いつの間にか連続40年になった。

開幕の光景を見たくて、今年も「青春18きっぷ」を握りしめ、
夜行の大垣鈍行「現・快速ムーンライトながら」と
琵琶湖線(東海道本線)を乗り継いで、9時きっかりに球場着。

 雲はわき 光あふれて 天たかく
純白のたま きょうぞ飛ぶ 
若人よ いざ 
まなじりは 歓呼にこたえ
いさぎよし ほほえむ希望 
あゝ 栄冠は 君に輝く

一瞬の夏、二度とやって来ない夏、甘酸っぱい夏。
どんなに時代が変われど、甲子園、
言いかえれば高校野球の夏だけは変わらない。

すべての参加校が整列して、選手宣誓が行われる光景は、
今年で95回を数える甲子園大会でも、
ずっと変わらない甲子園の光景のひとつに違いない。

そんな中、球場がすっかりレニューアルされて
眼に映る光景だけはピカピカ・ツルツルになってきたのは
時代の流れからして仕方ないことだが、
球場外に唯一残っている甲子園らしい光景を、
開会式の選手宣誓のシーンとあわせて載せてみる。

球場外にひっそりと佇む自転車の光景だが、
そのサドルから荷台にかけてぎっしり、
ベタベタと貼られた出場チームを応援するビラである。

これが毎日、日替わりで変わっていく。
昨年発見した、私にとっての甲子園名物である。



































★甲子園―ジャパニーズドリーム!
→http://p.tl/1bXc
ピート小林と歩く「こころの日本遺産」
(日刊スポーツ・アーカイブ)

_______________________________________________
Welcome to the barB」@赤坂/
甲子園取材のため、8月の勤務日は9日・30日(金)です