★弘前学院聖愛6-0玉野光南 ◇1回戦(第3試合)11日
リンゴ男子、日本一をめざす。
全校生徒676人中、男子221人、野球部員数38人。
青森県のリンゴどころ・弘前からの
ニューフェイス「聖愛」が初陣で完勝した。
数字だけ見ると典型的なノン野球校だが、
ここ3年間は県大会で8強、4強、準優勝と戦績を上げて、
創部13年目の今年は、"青森2強"といわれる
八戸学院光星(旧・光星学院)、青森山田を連破しての
初出場。その実力を甲子園でも見せたのだ。
データ(画像2)は、青森県勢の甲子園経験校17校のうち、
過去16校の甲子園デビュー戦は1勝15敗で、
太田幸司を擁して決勝進出した三沢以来、45年ぶりを示す。
県外からの"野球留学"の多い光星や青森山田と違って、
全員が学校のある津軽出身の地元っ子、
というところが(青森県人でない)傍目にも好ましく、
津軽人が、県民が聖愛に寄せる応援熱もひとしおだろう。
五所川原出身、弘前工で主将だった原田監督のコメント。
「日本一を目標に、リンゴっ子(愛称)でも
勝ち上がれるということを示し、弘前を盛り上げたい」
津軽・弘前の桜に通うこと20年の輩・私なら、
「日本一のサクラっ子だから、勝ち上がれるんだぞ」
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