2015/04/25

長くか太くか・弘前の桜に見る夢

手持ちぶさたで遊んでいる両の手の指を
弘前通いの年で折ってみたら、ちょうど2周回。
93, 95, 97, 99年...それ以降は毎年で、
早や20年になることを、いみじくも知った。

園内(外周3km)を何周回しようとも、
くまなくあまねく桜を見るのが好きな輩だが、
ふと、桜を見てきた齢よりも余す時間が
少ないのに気づいて、年嵩のある2本の桜木を
ひと目見たくて、真っ先に駆けつける。

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写真 
(上 2点)
◎日本最高樹齢のソメイヨシノ(130歳)
樹齢100年を越す桜が300本以上ある
弘前公園の中でも、もっとも長寿のもので
今年も、見事な花を咲かせてくれた。

(下 2点)
◎日本一太いソメイヨシノ(幹周り:5.37m)
どっしりと横綱の土俵入りのような風格。
樹齢は120年前後とされている。上記の
ソメイヨシノ同様、黄昏時にライトアップ
されていく幹と花姿も見応えがある。
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さて、長く生きようか、太く生きようか...
さまざまな念がよぎらずにいられない。

「花は根に鳥は古巣へかえるとも、
人は若きにかえることなし」







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2015/04/24

「ワンコインA会話レッスン・Ame語a Go Go!」㉔

桜は散っても、英語は散らない。
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お楽しみの「ステージ3」は5/9(土)にスタートです。
(5/2はお休みとなります)























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★「ワンコインA会話レッスン・Ame語a Go Go!」
★明日4/25(土)のトピック:

前置詞④ Throughをスルスルっと体感する。
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Tel 03-3531-5351(10時〜18時)
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〒104-0054東京都中央区勝どき2-17-10
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Text & Trainer Pete Kobayashi
Produced by Henry Tamaura
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2015/04/23

春宵一刻価千金・弘前の夜桜

夜の帳がおりると、桜たちはいっせいに
イブニング・ドレスをまとっておめかしをする。
日なが一日、花見客にとびきりの
愛想をふりまいてきた桜たちの夜の舞台。

香気が妖気に変容していくステージの
ハイライトは、残照のあるわずか15〜20分。
まさしく「春宵一刻価千金」で、
プラチナ・タイムと呼ぶ花追い人もいるとか。

瞬く間に漆黒の闇に包まれていくのだが、
舞台照明のようなライトアップの下、
妖艶な桜は媚を売り、艶麗な桜は品をつくる。
と形容したいほど、とびきりのサービスが
余すところなく園内を染めあげていく。

魔性ともいうべき、桜の深淵さ。
余所を持って代えがたい弘前の桜の設えが
ある限り、弘前詣では止みそうにない。






















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2015/04/22

一夜明けて弘前の桜たちは

ふつつか酔いの朝、陽光まばゆい角館から、
田沢湖線・奥羽本線・五能線...という
昭和なゴールデン・ルートで弘前へ踵を返す。
所要8.5時間。新幹線「こまち」と特急「つがる」の
利用ならば、およそ3時間のところを、である。

駅前からご用達の100円バスに乗り込んで、
脱兎のごとく桜の弘前公園に戻れば、
「さくら情報」が外濠満開、園内・西濠8分咲き、
"桜のトンネル5分咲き"(ソメイヨシノ)
"ヤエベニシダレ咲きはじめ"...と告げている。

名物の顔ハメ看板にHow's going?と声かけして、
外濠、杉の大橋、西濠...と広い園内でも
フォトジェニックな気に入りスポットの複数を
すり足で駆け巡る。漠然とそぞろ歩くと、
あっという間に夕暮れになってしまうからだ。

花の名前どころか"桜と梅"を見紛う私を、
桜狂いにさせたのは、ほかならぬ津軽の弘前。
肉眼はおろか、ファインダー越しに見ても、
桜たちは生命力をいっぱいに漲らせて、
まばゆい香気を放って、旅人を迎えてくれる。

(夜桜バージョンに続く)




















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2015/04/21

みちのくの小京都・角館の夜桜とは

小京都と名乗る花どころは全国に50余あるが
"京"と"桜"の露出度では、角館がイの一番であろう。
桜ミシュランでいえば、五つ星と思っている。

枝垂れ桜は武家屋敷沿いと町中に点在するので、
三脚と機材バックを両肩に食い込ませて、
てんでの方角にスリ足で駆けずり回ることになる。
マラソンは苦手も、短距離走は得手だったし、
被写体が桜なら丑三つ時までもいとわず、である。

たっぷり日が暮れる頃合いから、どこからともなく
夜桜見物のカップルが現れて人波が切れない。
目前!にそれと分かる三脚カメラがシャッター中でも、
見て見ぬフリをしながらヌウと立ち塞がって、
桜バックの自撮りに勤しみ、画像を確認しながら、
キャッキャと嬌声を張り上げ、桜下を離れようとしない。

夜桜撮影は20〜30秒ほどの長時間露光となるので、
銀塩フィルムの半分近くをフイにして、
フィルムとは、別名、"フイルム!"なりと苦笑する。

ま、こうしたことはずっと目を瞑ってきたのだが、
過度のエチケット違反に業を煮やして、
"Move on please!"と何度か口をついたことか。
英語だったのはこんなケースに適な言葉であり、
かつ咄嗟に日本語より効果アリ、と思ったからだろう。

桜の取材を長いあいだ続けてきているが、
花見にまつわるマナーは向上しているどころか、
低下する一方と肌で感じている。当節、
桜による"おもてなし"は花見どころでも躍起なのに、
自分さえよければ...の風潮に歯止めも利かない。

「年々歳々 花相似たり 歳々年々 人同じからず」

















































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一路、みちのくの小京都・角館へ

「桜満開!ピートさん、お待ちしています!」と、
角館のKさんから電話が入れば、行かぬかけにはいかぬ。
イソイソと荷をまとめて、奥羽本線に飛び乗る。

特急も新幹線も使えぬ身。が、JRだとゆうに6時間は
かかるので、鷹巣から「秋田内陸縦貫鉄道」に
折れて所要4時間弱。それでも陽は西に傾きはじめていた。


駅前の角館観光協会の建物を優美な1本がおおって、
せわしない旅人をやさしく迎えてくれる。
400本余のうち、160本もが国の天然記念物という
小京都・角館の武家屋敷通りのシダレザクラ。

バス停の桜モチーフから、町中の至るところに
桜があふれかえっている。その多くがシダレザクラ!
なのだから、いかにこの町が桜を大切にしてきたかは、
百の言葉よりも、饒舌に物語っている。


人口にして2万人ほどの町が、角館ブランドの
枝垂れ桜と染井吉野の競演を見たい花見客で、
この時季には100万人にも150万人にも膨れあがる。
"花に酔うより人に酔う"のが例年なのだが、
いち早い2015年の桜前線で、さて今年のほどは...?

(夜桜バージョンに続く)












































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2015/04/18

ちょっと足を延ばして"桜の多摩森林科学園"

ワクワクして訪ねた桜の保存林「多摩森林科学園」。
珍しい黄緑色のギョイコウ(御衣黄)をはじめ、
今が盛りとばかり、さまざまな里桜が春を奏でている。


約250種、1,500本もの栽培品種が楽しめるのは、
首都圏随一といえるほどで、遠来に足を延ばさずとも、
森林のオゾンをたっぷり吸っても桜浴ができる。

一気の咲いて散ってしまうソメイやシダレと違って、
サトザクラは品種ごとに順次咲いていくので、
5月上旬まで楽しめるが、今週末あたりがピークだろうか。

兼六園菊桜、安行の一葉、京都の御車返...など、
全国各地から集められた様々な桜たちに
期せずして出合えるのも、まさしく僥倖と言っていい。





















































「多摩森林科学園」
http://www.ffpri.affrc.go.jp/tmk/
◎開花情報:
http://goo.gl/VEKi3W
アクセス:
JR高尾駅、京王線高尾駅北口より徒歩10分

























*桜旅のお供に一冊
「にっぽんお宝桜撮影行」(枻文庫)
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