2025/04/17

4半世紀ぶり!の輪島と“ふらっと訪夢”

昨春の能登は、氷見を緒に七尾界隈に滞留。

今年こそ、アシさえあれば!と輪島を目指す。

下調べゼロだったが、幸いに金沢駅前から

「輪島特急バス」の運行!を現地で知り得た。

すわっ、朝イチで富山の木賃宿を飛び出し、

午前便に飛び乗ると180分弱の道程で輪島だ。

併せて珠洲にも行きたかったのだが、生憎、

同日中には不可能と判明。次回に持ち越そう。


ルートになっている「能登里山空港」なる

名のエアポートは、凡そ商用でもない限りは、

一生縁がないだろう。ここ能登なる地では、

日本初の「世界農業遺産」に認定されている

だけあり聞き慣れなかった里山里海”なる

名をアチコチで見かける。案山子発祥の地で

もあり、開眼してみるか!の念に駆られる。


https://noto-satoyama.com


“ふらっと訪夢”なる粋なネーミングを携えた

輪島駅舎の跡が目を射る。輪島人の鉄路を

惜しむ心持ちに打たれ、期せずしての同窓会

のごとき想いが立ち昇り、しばし目が潤む。

そうそう、輪島は、90年代の半ば夜行列車で

入って、朝市でおばちゃん達と話しながら、

獲れたての汁丼をすすっ記憶!が瞼に蘇る。

松葉杖をついているような足取りで輪島の

町内のそこかしこをユルユルと歩きはじめる。

能登地震から1年3ヶ月余、ようやくに辿り

着いたその朝市は地震で跡形もない!更地と

なり立ち入り禁止。重機だけが視界に入る。


半壊した商店の軒先には、造花のサクラが

小気味よく飾られて流浪人の琴線をくすぐり、

加賀の美とでも言える誇りと矜持を感じる。

都会の街のやるせない造花とは違い、装飾は

かくあるべし!と無言で醸しているようだ。


隆起した道々の縁石で休み休み、来た途を

辿り戻ると、小高い丘のソメイヨシノらしき

桜が満開。近づいて仰ぎ見ると造花でなく

モノホンの桜のイデタチをしている!?!?


頬を2~3回つねったり、眼鏡を外して裸眼で

見ても本物の姿カタチである。近くに設置

された仮設住宅の桜となれば、仮のモノでは

断じてなかろう。物憂げな午後の光の下で、

子どもたちに交じって遊んでいると、此処は

どこ?私は誰?の思いに頭がグルグルする。

造花の桜と生花の桜。両手に花、僥倖である。


ときに、大相撲の輪湖時代を築いた第54代

横綱・輪島はご当地ならぬ七尾の出身である。

なぜ四股名が輪島なのか、知りたいところで、

能登の誰かさん、そ~っと教えてくださ〜い。


*関連投稿:(七尾①② 2024春)


https://petekobayashi.blogspot.com/2024/05/with-love-and-patience-nothing-is.html


https://petekobayashi.blogspot.com/2024/05/with-love-and-patience-nothing-is_28.html































































































































































































































































































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