2019/05/26

Sakura, さくら...2020年また逢いましょう

((2019年「さくらストーキング」備忘録))

「桜だより」の切り抜き入りの便りが
郵便受に長いこと鎮座している。京の友からだ。
列島各地の桜撮りにほうけている最中なり。

「桜だより」。~中部以西と東北~の新聞紙上で
常設のミニ欄で、桜スポットの貴重な情報源として、
四半世紀このかた愛用、ポケットに忍ばせてきた。

「桜」は とりわけ歴史の堆積からか!近畿圏では
露出からして目を見張る。駅掲出の開花ポスターから
JR・地下鉄・私鉄各社のフリー情報誌まで桜一色。

が、首都圏をはじめとする関東では、新聞上でも
街中でもオミソにされ、お目にかかった試しない。
投書しようが意見しようがとりあってくれぬ。

いわば「井戸の中の蛙」ならぬ「江戸の中の蛙!」
でア~ル。列島で"桜温度"のいたって低い中、
桜は懸命ながらも、どこか淋しげに咲いている。

えっ、紙でなくネットにあ~る!? Yes and No!
百花繚乱のWebはとかく見かけ倒しの桜情報…、
真偽の把握には現地チェックが必、かつ心眼を要する。

「蕾~開花~3分~5分~7分~満開~散り初め~葉桜」
顧みるまでもなく、桜の“旬”はあっという間。
満開ならずとも“見ごろ”ネライならば、情報第一。
が、今年も...進歩ならぬ退歩、反省のみである。

お目汚しに、その京の友と寸時、巡った京の桜。
岡崎十石舟×疎水×インクライン。4/上旬である。








(4月6日AM撮影)

*「さくらストーキング」撮影写真で
掲出未満は、いずれの機会にと思っています

*本日投稿分以外の「Blog」日付はすべて撮影日
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2019/05/03

山田線よ、お前もか!もお釣りがくるシダレ群@米内浄水場

「米内浄水場」のシダレザクラ群へは10年振りとなる。
三陸・宮古への道すがら、JR山田線がお膝元の上米内駅に
停まる度に、夏、秋、冬の間、窓から身を乗り出して、
桜の春を瞼に描いた、盛岡郊外きっての桜スポットである。

陽春の午後、33本もの「ヤエベニシダレヒガン群」は、
この上もない圧巻の姿で疲弊?の旅人をもてなしてくれる。
国の登録有形文化財であり盛岡きっての浄水場だけに
「景観重要樹木」と印された看板もすがすがしく目に入る。

場内の路上で大の字になって、うたた寝を貪ろうとするや、
おや、上り列車が不通!との報が我が耳に飛び込む。
「行きはよいよい、帰りは…」である。鉄道には抗えず、
カーブが続く山道を歩き通して、すんでのところで
手を上げてセーフ、ローカル・ガタゴトバスに飛び乗った。




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さようなら、見納めの「一本桜」@岩手県雫石

「古城と櫻の弘前へ」と謳われた観櫻会ポスターに
後ろ髪を引かれながらも、津軽を後に岩手県雫石町へ。
20年振りの「一本桜」である。冠ネームはつけない。

大渋滞の中、窓も開けられぬ蒸し風呂状態・苦行同然の
超満員のバスに揺られること60分、終点「まきば園」から
行き来1時間強の道のりにシャトルバスも方向看板も無い。
道を尋ねれば、発する自らの言葉を敬語付きで宣う案内嬢。
日本最大農場を標榜、人気にあやかり過剰な入園料を徴収、
世の食卓にも同名で君臨する「○○○農場」の姿である。

道すがらのアジアン訪日客とブツクサ言い合いながら、
やっと見つけた“木で鼻をくくったような捨て看板”。
「一本桜」の英文表記は“Solitary Cherry Tree”ときた。
が、雫石町が現場に用意する誇らしげは設置看板は、
“Lonesome Cherry Blossoms”とある。これがニッポン。

とまれ、桜行脚は「三脚と健脚!」とは自らの弁だったが、
20kg超の機材と三脚は倍々の重さで両肩に食い込み、
健脚も怪しくなって、やっとの想いで対面する「一本桜」。

「Time and tide waits for no man」…の伝を翻えして、
秀峰の下、すっくと立って待ち人を迎える変わらぬ勇姿は、
どれほど流浪の荒凡夫・ルンペンを慰めてくれたことか。
この地へは金輪際、行かぬ。Thx and Bye!「一本桜」。





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2019/05/02

弘前の造花を見ずして造花を語るなかれ…。

先ごろ「鶴の舞橋」でボーッとして撮り損ねた
「吉永小百合の広告ポスター」なるものが
弘前に戻っても尾を引いてトボトボ歩いていると、
横丁の造花の奥の方でヌッとお目にかかれた。

なにを隠そう“桜の弘前の造花”のお陰である。
ポスターならぬ、レトロな映画看板上で、
しかも「靑い山脈」!同時代のオマケ付きときた。

前稿の「弘前の桜を見ずして桜を語るなかれ」とは
余の口癖だが、付け加えを許されるならば、そう、
「弘前の造花を見ずして造花を語るなかれ」である。

弘前の造花は、1世紀を超える桜の歴史の堆積からか、
他所のソレとは一線を画して、ぜひ一見を!デス。
必見ゾーンは、名にしおうネオン街「鍛治町」。
目と鼻の先「かくみ横丁~川端」にも迂回したい。

掲出画像は、今春に遭遇したものに限っているが、
機会あれば、~昨年までの造花たちにも場を与えたい。
(画像⑧は同じ津軽・黒石でのもので飛び入りです)

造花といえば、公園のゴミ集積にも“軍配”を上げたい。
大相撲力士の一大出身どころとして名を馳せる津軽、
戦後の横綱だけでも、そうそうたる力士を輩出している。
(初代・二代)若乃花、栃ノ海、隆の里、旭富士…。

桜花明けの夏場所に戯れ言をお許しいただければ…
ゴミ堆積のアンコ型の姿は、津軽のソメイ・シダレの
花姿に準えられるだけでなく、名力士の土俵入り
の姿(不知火型/雲竜型)を塵一つなく彷彿させるのだ。
(画像⑨⑩)



(Bar「Old Junk」@重文の三上ビル)








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*造花撮影中の本人(Photo by 中野正貴)
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2019/05/01

令和から2020オリンピック・イヤーへ「弘前さくらまつり」

改元イベント、桜ミク(初音ミク派生キャラクター)もあり、
289万人の記録的人出を数えた2019年「弘前さくらまつり」。
公園のいたるところに残り香がまだまだあることだろう。

「弘前の桜を見ずして桜を語るなかれ」とは10年来の口癖で、
積年の撮影カットは把握しきれない数になりつゝあって、
ココに上げる写真は夜桜も、花筏も...すべて既視感をさけて、
今年・2019年だけに限定したショットに絞るとしよう。

振り返れば、新元号「令和」発表を桜路の「熊本」で知って、
施行日を桜路の「弘前」で迎えた。元号の私的考察は別に、
国花・桜というモチーフで見れば、私的な意義も少なくない。

さて、2020年は1918年の「観桜会」から数えて100回目。
オリンピック・イヤーであり、どんな趣向になるのだろうか。
いつもお世話になる「弘前市立観光館」のレディたちは、
どんな顔をして、弘前すってん輩を迎えてくれるのだろうか。













































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