高校野球地区大会の入場料金の不透明さは、
以前からずっと不可解なままである。
西東京の決勝戦に駆けつけた、神宮球場。
3万を超える観客で開放された外野席にありついたが、
この入場料がナント内野席と同じ700円であった。
購入した球場窓口で、素朴な疑問をぶつけた。
「全国選手権大会の甲子園では"外野席無料"なのに、
1地方予選の東京では日本一高い!内野席料金を
本来無料のはずの外野席でも徴収するのですか!?」
窓口の切符嬢はキョトンとした面持ちで、意味が通じない。
同じ質問を口早に外野席ゲートで尋ねるも、
面倒くさそうな顔を向けて、質問を手でさえぎる。
どうも気になって地区大会の入場料をネットで調べるも、
半ば迷宮のごとく、表示サイトはごく稀である。
ちなみに神奈川大会の入場料は500円(大人・一般)と
明記されているが、外野席の表記はなし。
(ちなみに準々決勝以降の横浜スタジアムでは外野席も収容!)
京都・西京極球場は内野席600円、外野席200円...。
各都道府県の高野連の裁量であることは明白で、
外野席での徴収の有無はおろか、まちまちの入場料金の
統一どころか料金開示の意識さえ持っていない。
甲子園の選手権大会が95年も続く高校野球は、
日本の誇りであるが、足元はお寒いかぎりである。
いったいに日本人は、お金のことには異議を申し立てずに、
お上なりの指示に従う。あるいは、高校野球の入場料ごときで、
目くじらを立てるのをはしたないと考えるフシがある。
ばってん、フトコロ不如意である私にとって、
モノゴトの価格は基本のキで、万事がそれによって動く。
見て見ぬフリはしない性分が行動に出る。
そういえば、小さなスペースでしか報道されなかったが、
今夏から甲子園大会の入場料も上がる。
主催側の一方的な告知で、しかも大幅な値上げである。
これは別の機会で触れようと思うが、
無料が据え置かれた外野席に終日へばりつくか、
観戦を減らすしか出来うる自衛策はない。
↓アルプス席の入場券(第94回大会までは500円だった)
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