2013/07/29

甲子園グラフィティー 番外②入場料の不透明さ

高校野球地区大会の入場料金の不透明さは、
以前からずっと不可解なままである。

西東京の決勝戦に駆けつけた、神宮球場。
3万を超える観客で開放された外野席にありついたが、
この入場料がナント内野席と同じ700円であった。

購入した球場窓口で、素朴な疑問をぶつけた。
「全国選手権大会の甲子園では"外野席無料"なのに、
1地方予選の東京では日本一高い!内野席料金を
本来無料のはずの外野席でも徴収するのですか!?」

窓口の切符嬢はキョトンとした面持ちで、意味が通じない。
同じ質問を口早に外野席ゲートで尋ねるも、
面倒くさそうな顔を向けて、質問を手でさえぎる。

どうも気になって地区大会の入場料をネットで調べるも、
半ば迷宮のごとく、表示サイトはごく稀である。
ちなみに神奈川大会の入場料は500円(大人・一般)と
明記されているが、外野席の表記はなし。
(ちなみに準々決勝以降の横浜スタジアムでは外野席も収容!)
京都・西京極球場は内野席600円、外野席200円...。

各都道府県の高野連の裁量であることは明白で、
外野席での徴収の有無はおろか、まちまちの入場料金の
統一どころか料金開示の意識さえ持っていない。

甲子園の選手権大会が95年も続く高校野球は、
日本の誇りであるが、足元はお寒いかぎりである。

いったいに日本人は、お金のことには異議を申し立てずに、
お上なりの指示に従う。あるいは、高校野球の入場料ごときで、
目くじらを立てるのをはしたないと考えるフシがある。

ばってん、フトコロ不如意である私にとって、
モノゴトの価格は基本のキで、万事がそれによって動く。
見て見ぬフリはしない性分が行動に出る。




















そういえば、小さなスペースでしか報道されなかったが、
今夏から甲子園大会の入場料も上がる。
主催側の一方的な告知で、しかも大幅な値上げである。
これは別の機会で触れようと思うが、
無料が据え置かれた外野席に終日へばりつくか、
観戦を減らすしか出来うる自衛策はない。

↓アルプス席の入場券(第94回大会までは500円だった)
















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