2013/07/10

1970's at The Ben Jonson, San Francisco ⑪

イタリア語を知らなくても、カンパリなら知っている。
それほど世界に知られるリキュールが、
いちばん美味しいのは夏。ほろ苦く、ほのかに甘く、
ハーブが香るアペリティフが大人の夏が呼ぶ。

日本でも、80年代半ばから90年代にかけて、
ひとしきりブームになって流行ったが、今はどうか。

イタリア製のCampariの名を世界に知らしめたのは、
何といっても「Americano(アメリカーノ)というカクテルが
全米に一気に名を轟かせたのが大きい。
"CAMPARI INSTEAD" (さ、代わってカンパリを)
という圧倒的なキャンペーンが今も脳裏にこびりついている。

The Ben Jonsonでのカンパリのコールは、
Americano*のほか、Negroni*Campari Cocktail*
三羽ガラスで、春夏秋冬、絶え間なく人気を呼んだ。

Campariといえど巴里ならぬ伊太利~!」と、
アホを言っては一晩でボトルを開けた、シスコの日々。
今もって、何はなくてもカンパリがあれば、の輩である























*Americano (アメリカーノ):
 カンパリをロックグラスに満たし、赤ベルモットをフロート。
*Negroni (ニグロニ):
 カンパリとジンと赤ベルモットを同量でロックグラスに注ぐ。
*Campari Cocktail (カンパリ・カクテル):
 カンパリとジンを同量ステア、カクテルグラスに注ぐ。
(*いずれも、ツイストレモン、あるいはオレンジの皮でガーニッシュ)



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