2023/04/16

水鏡でなくとも、中綱湖畔の桜と色香

この12年ほど、4月半ばから決まって

3.11被災地である東北沿岸の桜を

取材&撮影してきたが、異例の速さの

桜前線、北の在所はもう葉桜である。


目先を列島の東から“北”に移してみる。

“桜”磁石は↑北信州に位置する仁科三湖

(青木湖・中綱湖・木崎湖の総称)を、

とりわけ“中綱湖”畔の桜を指している。


よし速効で行くぞ。中央本線と大糸線を

乗り継ぎ北上だ。ガタゴトと心地よく

揺れる列車に身を任せて車窓を彩る桜に

目を潤して6時間弱。午後深く信濃大町

の先、簗場(やなば)駅に降り立った。


すぐさま群生するヤマザクラが視界に。

無風の早朝なら水鏡のように湖面に映る

オオヤマザクラが白眉と言われるが、

鈍行日帰り必須の輩に早朝は無縁である。


終電列車で帰れる信濃大町、松本行の

上り列車が来る小1時間の持ちタイムに、

脚と目玉をフル稼動。北信州の山桜

が放つ色香とオーラを存分に授かった。










































































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