2014/07/01

「EL・SL福島プレDC号」とゆー名の蒸気機関車@福島駅


"夢の超特急"(別名、新幹線)での帰京組を見送って
在来線ホームに目を遣ると、人だかりだ。
煙モクモク、発車を前にしたSLの汽車が佇んでいる。

震災と原発事故からの観光再生を願っての、
JRの「ふくしまプレデスティネーション・キャンペーン」
閉幕の行事だそうで、「EL・SL福島プレDC号」とゆー、
長ったらしい名前をひっさげて、「福が満開、福のしま」
なるヘッドマークをC61型の顔に付けている。

もとより観光需要にご執心のJRのことだが、
年中行事の「デスティネーション・キャンペーン」に
わざわざ"プレ"期間を設ける必要があるのか?

この予行演習の意味合いという"プレ"への疑問は置くとして、
その後に付く「プレDC号」の"DC"は、
デスティネーション・キャンペーンの略だそうで、
業界では"デスキャン"と呼んでいるそうな。

へそ曲がりの私なぞは、DCブランドのDCとか、
ワシントンDCから輸入したSL号?とか...勘ぐってしまい、
EL(電気機関車)をハナに英字が6字も入った名前には、
ほとほとウンザリ、撮影の足どりも重かった。

そもそも舌を噛むような、分かりづらいことおびただしい、
「デスティネーション」なる英語圏のビジネス用語が、
何の疑問を持たれないま、大手を振って、
30年以上も!この列島にまかり通っていること自体が、
不思議千万で、JR天国の島国ニッポンなのだ。

本番のキャンペーンは2015年4月から~とのことで、
モノゴトをフクザツにするのが大好きな日本。
SLの蒸気機関車に無心に旗を振る子どもたちが
大人になる時代には、この日本の姿は変わるのだろうか?




















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