2014/07/22

甲子園への"茨の道"@土浦市営球場

梅雨が明けて地区大会もたけなわ。
茨城大会の8強をかけての熱戦を記憶しに、
18きっぷを握りしめ土浦市営球場へ。

いったいに東京の中心から離れるほど、
球場はローカル度を増すのだが、
ここ土浦の野球場は、都心からほど近いのに
古色蒼然としたところが残っている。

「夢の超特急」(俗名は"シンカンセン")を
東北本線に持って行かれた常磐線だからこその
哀愁さえも漂う街の、よき球場なのだ。

手書きの試合ボード。観覧席に入れずとも、
つま先たちで鈴なりになって見られるスタンド。
出入りフリーで開放的なベンチ。
そんな昭和のよさが残っている設えは、
生きづらい世の中で右往左往する我が身には、
あたかも別天地のようで、生き返った。

こんな球場だからこそ、高校野球の
汗!と涙!と歓喜!をフルセットで、
記憶の中とフィルムに焼き付けられるのだ。

甲子園への道は、群雄割拠する茨城大会は、
まさに"茨の道"なのか。この日、
佐竹高校と竜ヶ崎一校が、涙を飲んだ。








 


















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