2014/05/07

松前の桜見ずして...(May 7, 2014)[私的アーカイブ]


((※桜取材は銀塩カメラと旧型iPhoneしか携行せず、
Facebookへの投稿のみにつき、桜旅を終えた今、
あらためてWeblogを少しばかり綴っています。
もとより本人の覚え書きであり備忘録だが、
桜前線は来年〜も続くので、ご興味のある方は、
時間を巻き戻してお目汚しいただければ幸いです))
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松前の桜を見ずして桜を見たと言うなかれ。
とは私流の松前のPRフレーズで、
桜好きの友人らにずっと喧伝してきた。

250種・1万本以上の桜が咲き誇る松前公園は、
誰もが目を見張る全国一のスケール。
桜天国ニッポンの桜花郷!と言っていい。

早咲き、中咲き、遅咲きと1ヶ月以上も咲くので、
全国を縦断するロードショー映画みたいで、
まるでロード・ムービーの桜バージョンを見るようだ。

今年の松前詣はちょうど早咲きの桜が散り始めて、
中咲きがそろそろ...という頃合いだった。
いつもお訪ねする観光案内所のレディから
「今年のオススメは『大阪造幣局・桜の通り抜け』が
選んだ"松前琴糸"」ですよ」と伺っていたら...
ヌッと現れた中年のご婦人がまくし立てる。
「血まみれ桜とかいう桜はどこにあるの!?」

"けちみゃくざくら"というヨミなのだが、
これもご愛嬌。さるご婦人の伝につられて行けば、
松前の代表品種「南殿」(なでん)の親木・
「血脈桜」の周囲は善男善女の人波が切れない。

人物入りの写真も好きだが、それは人の所作が
絵になる場合であって、この日はさにあらず。
シャッターを切るまで1時間ほど費やしてしまう。

お後は、蝦夷霞桜→月琴堀→北鷗碑林→第二公園→
新桜見本林→桜見本林とゴールデンコースを駆け巡って、
最終路線バスまで桜の園をクルージングする。

北の小京都・松前は何度訪ねても特別なところだ。
本州の遠い地方からはるばると来て、
弘前や津軽の桜と松前・函館の桜をセットで楽しむ人が
増えているのは、まことに結構なことである。

それはそうと、かの「"血まみれ桜"はどこに...?」
と尋ねたご婦人は、お目当ての桜に会って、
どう思ったのだろうか。ずっと気になっている。












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