((※桜取材は銀塩カメラと旧型iPhoneしか携行せず、
Facebookへの投稿のみにつき、桜旅を終えた今、
あらためてWeblogを少しばかり綴っています。
Facebookへの投稿のみにつき、桜旅を終えた今、
あらためてWeblogを少しばかり綴っています。
もとより本人の覚え書きであり備忘録だが、
桜前線は来年〜も続くので、ご興味のある方は、
桜前線は来年〜も続くので、ご興味のある方は、
時間を巻き戻してお目汚しいただければ幸いです))
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大震災以降、かつての価値観は転換しているのに、
都会の"夜桜"は煌々とライトアップされ、
それが当たり前のように受け止められている。
高度成長期時代だった1970年代の
まるで「♪ 明るいナショナル」然とした
右肩上がりのニッポンのままである。
てなことを折々に通う東北の被災地で感じて、
どこか心にカセのある桜路だったが、
忽然と、それを払拭する桜の地に出合った。
道南・森町の青葉ヶ丘公園である。
青、緑、赤。まるで信号機のような蛍光灯が、
桜の枝木に添うように貼り付いている。
小さな裸電球も間合いよくぶら下がって、
かつての日本の夜桜観賞の姿をそのまま体現。
昭和時代の照光が異彩を放っている。
目をしばつかせて歩を進めると、おや、
そこかしこの桜に木札がぶら下がっている。
見れば、恭しく「染井吉野 祝100歳 桜」とある。
「SLの汽笛開花を促せり」と詠まれた短冊が、
八重紅枝垂れの枝先に揺れている。
「SLの汽笛開花を促せり」と詠まれた短冊が、
八重紅枝垂れの枝先に揺れている。
60~80年がソメイヨシノの樹齢とされる中で、
「おめでとう!」と言わずにいられない。
手もとにあるチラシに目を遣れば、
「群生北限 染井吉野 樹齢百年」と刻印されている。
1914(大正3)年に開園という青葉ヶ丘公園。
桜たちは、ちょうど今年100歳を迎えたのだ。
東京・駒込の染井村を発祥の地とする
ソメイヨシノ。都会あたりでは見られない、
拍子木のような素朴な「木札」に
拍子木のような素朴な「木札」に
そして控え目な蛍光灯や裸電球での照光に、
森町の桜への思いの丈を感じて心躍った。
森町の桜への思いの丈を感じて心躍った。
★北海道の桜旅のお供に、ぜひこの一冊!
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『HO』(ぶらんとマガジン社)
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