日常に戻るには、音とアルコール消毒がいる。
あのコルトレーンが来日した時に、
お忍びで立ち寄ったという伝説が残っている
今では希少なジャズ喫茶「マイルス」。
弛緩した身体をシャバに戻すのに恰好の空間で、
ジャズに素人の下僕にも居心地よく、
片道1時間半の道のりもいとわず歩を向ける。
ヴォッカ・ソーダをダブルで体内に放り込み、
マル・ウォルドロンを聴きながら、
かねて親しんだ一冊の文庫本に目を泳がす。
『言の葉』茨木のり子集 3 (ちくま文庫)。
代表作である「倚(よ)りかからず」も
収録されていて、背筋がピンとする一冊だ。
__________________________________
*フェイスブックでも投稿していますhttps://www.facebook.com/petekobayashi
0 件のコメント:
コメントを投稿