Facebookへの投稿のみにつき、桜旅を終えた今、
あらためてWeblogを少しばかり綴っています。
もとより本人の覚え書きであり備忘録だが、
桜前線は来年〜も続くので、ご興味のある方は、
時間を巻き戻してお目汚しいただければ幸いです))
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春の日なが一日、花見客に愛想を
ふりまいてきた桜たちも、黄昏時を迎えると、
その香気は妖気に変容する。
「遠目夜目も笠の内…」という諺のように、
満開を過ぎて散り加減の桜は、
昼だと絵になりにくいが、夜には許容度がある。
加えて、花見客の姿が画面に入っても、
暗闇が救ってくれるというメリットもある。
夜の帳がおりて、空が群青色に染まると、
妖艶な桜は媚を売り、艶麗な桜は品をつくる。
桜たちがイブニングドレスをまとって、
おめかしする「春宵一刻値千金」のシーンだ。
残照を入れて、わずか15分ほどの時間が、
夜桜撮影のハイライト・タイムである。
この地上に光と闇があるように、
桜の風姿を写す楽しみの半分は夜桜にある。
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