「東京1960」と「HARRY CALLAHAN」と
2つの写真展を足早にクルージングしてきた。
◎「東京1960」
薗部澄 長野重一 田沼武能 熊切圭介 木村恵一、
──時代を活写した5人の写真家の作品を通して、
1960年代の東京の姿を蘇えらせたもので、
あの時代の熱気がモノクロ画面から立ち昇ってくる。
高度成長期時代の真っただ中、
ことに1964年のオリンピック開催に向けて
東京が変貌していく時代の証言であり、
ドキュメンタリーとしての写真の強さが迫ってくる。
「東京1960」〜6月6日(金) ノエビア銀座ギャラリー
http://gallery.noevir.jp/tokyo1960/
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◎「HARRY CALLAHAN」
写真芸術に偉大な功績を残したことで、
国際的な名声を博するハリー・キャラハン(1912〜1999)。
写真の持つ可能性と自己の感覚が交差する写真には、
きわめてパーソナルな直感と実在感が横溢し、
見る者の意識を皮膚の内面奥深くまで向かわせる。
それは、キャラハンという稀有な写真家の
中心部分へ引きずり込ませる写真的作用なのだが、
人間性の普遍的な希求を包括するもので、
静謐ながらピーンと張った心象景が魂を呼び覚ます。
「写真展 HARRY CALLAHAN」〜6月8日(日)
リコーイメージングスクエア銀座
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/community/squareginza/schedule/event_detail_13.html
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