2012/08/04

鎮魂の町を歩く(vol.12)-3 相馬野馬追


「絵になる」と言うけれど、「写真になる」とは言わない。
この「コラム絵」が雄弁に物語っている。

描かれた「相馬野馬追」を何とか見たかったが、
被災地巡礼と重なって、二兎は追えず。
で、来年こそ、と手帳に挟んで持ち帰った。(福島民報掲載)

相馬のサムライ夏の陣。404騎堂々の出陣...いいなあ。

「震災絵日記」のタイトルが示すように、東北の地で
3.11以降を絵にしたものを、主に新聞紙上
かなりの機会で触れてきたが、どれも感じ入って見てきた。

写真が生まれてから、たかだか170年。 昔の人は、絵さえあれば必要十分だったのだろう。 かつてないほど氾濫、モテ囃される写真だけど、 写真は、まだまだ絵に敵わないことを自覚すべき、か。

さて、相馬野馬追。聞くところによれば、
鉄路が寸断されたままなのに、震災前の一昨年を上回る
人出と賑わいだったようだ。昨年は縮小開催を
余儀なくされただけに、よろこばしい限りである。



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