2012/08/13

甲子園よ永遠なれ (August 13, 2012) 監督

甲子園通いが39年にもなると、決まって聞かれる質問がある。 どこを応援しに?贔屓のチームは?etc... ありていに言えば、遠来のチーム、公立校、雪国のハンデが あるチーム...だが、最近は、指揮する監督が豪快磊落さと humbleさを併せ持つことが、応援する条件になってきている。 豪快磊落と一見、相反するようなhumbleさ、つまり、 慎ましさ、謙譲の精神のある、いわば男が惚れ惚れするような監督。 そんな監督がどうも少なくなったような気がする。 男一匹がなりたい職業のひとつに、高校野球の監督がある。 というか、かつてはあった。と言う方が正しいのかも知れない。 ふだん使われる身にとって、采配・戦術を揮えることへの 願望というべきもので、よく分かる気がしていたが、 最近は、昔ほど聞かなくなったのは気のせいだろうか。 それとも、地味な苦労が多く実が伴わないことが知られて、 時代の潮流にマッチしなくなったのだろうか。 もし、そうだとしたら、高校野球の今後に一抹の憂いを覚える。 「敗軍の将、兵を語らず」と言うが、
恒例の試合後の監督インタビューなんかで、ナマの言葉が
監督のクチから聞けたときが、いちばん合点がいく。
「ウチの生徒がヘマやらかしてな、ベソかいとるじゃろ...」

今年は監督のどんな文言・語録に出合えるだろうか。 甲子園の、もうひとつの楽しみである。


★甲子園―ジャパニーズドリーム!
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(日刊スポーツ・アーカイブ




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