かの地のチームへの思い入れはひとしおである。
今日まで、宮城・仙台育英、岩手・盛岡大付、福島・聖光学院、
青森・光星学院の4校が登場、初戦で凛々しい姿を見せた。
ここで戦法について述べることにはさほど意義もなく、
詳細の言及は避けたいが、いずれにも惜しみない拍手を送りたい。
まず、仙台育英。震災後、宮城県勢の勝利は、
春・夏4回目にして初で、それを5年前の全国優勝校・佐賀北に対して、
23回出場の宮城の名門校が成したことに意義がある。
はつらつ、のびのびとプレーしていたところに
被災地から登場というタガが、ようやくはずれたというか、
これぞ爽やかな高校野球!という原点を見た気がする。
写真はアルプス応援席からのショットで、望遠一眼レフを使わずに、
すべて遠慮がちにスマートフォンで撮ったもの。
血気盛んなン10年前は、望遠レンズで熱闘甲子園のグラウンドを、
応援スタンドを撮りまくったのだが、そういう光景は、
もはやお蔵入りというか、NHKカメラマンの勇み足が発覚して以来、
レンズを向けれるような雰囲気はあえなく霧散している。
かつては撮れた熱気したたる写真。いずれ、機会があれば、
ちょっと昔に確かにあった「甲子園エレジー」として、
もう一度、甲子園ファンに陽の目を見させたいと思っている。
さて、盛岡大付は、十分に勝てた試合を落としたという感がする。
最速161km大谷投手の花巻東を微妙な判定がらみで下した、
という目に見えないプレッシャーがあったのか、すべてに萎縮していた。
かたや、聖光学院は、昨夏の覇者・日大三に対して、
ひるまず、正々堂々の戦いぶりで、勝つべくして勝った印象が強かった。
6年連続も、ベスト8の2回も頷けて、白河の関を越える日も近い!
そして、光星学院は、夏・春準優勝という実力を遺憾なく発揮、
お互いに優勝候補の一角とされる神村学園との二回戦の
激突に腕を鳴らしていることだろう。本州最北と九州最南対決である。
酒田南と秋田商がこれから登場するが、どちらにも期待大。
応援している学校は、みにのくに限らず、もちろん他にもあり、
どこも勝って欲しいと願う。夏のゼイタクな悩みである。
★甲子園―ジャパニーズドリーム!
→http://p.tl/1bXc
ピート小林と歩く「こころの日本遺産」
(日刊スポーツ・アーカイブ)
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