2020/04/11

いの一番で春を告げる、「陸前高田」の河津桜

早咲きで広く知られる「河津桜」といえば、
原木のある伊豆・河津町が有名だが、
それが気仙地方の陸前高田で見られるとは!

福島・浜通りの被災エリアの桜を追って3日目、
地元紙「福島民報」でふと目に留まった。
こりゃ、どこにいようと現場に行くっきゃない!
と急きょ、翌朝、BRTバスで現地を訪ねた。

「津波の到達点を桜の木でつなぎ後世に伝える」
という壮大な啓発活動を篤志で行っている、
知る人ぞ知る「桜ライン311」の手によって
地元・浄土寺に2011年秋に植樹されたものだ。

取材で長らく通った本家本元の伊豆・河津桜に
寸分もヒケをとらない見事な咲きっぷり。
ここに至るまでの歳月に感慨を覚えざるを得ない。

桜木の袂、とある石の塊に釘付けになった。
「津波到達地点 2011.3.11」と刻されている。 

陸前高田の桜は、昨年の4月下旬、矢作地区の
ソメイヨシノ撮影で訪ねたが遅刻であった。
今年は、いの一番である。ありがとう河津桜。

◎認定特定非営利活動法人「桜ライン311」
https://www.sakura-line311.org

(*投稿日は撮影日と異なります)








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