島を除いた東京唯一の村・檜原村にある
“人里”(へんぼり)バス停の枝垂れ桜を訪ねてみた。
アシとして年がら年中!バスを利用する輩だが、
バス停と桜のコラボって“有りそうで無い”
ではなく!、そもそも“無さそうで無い”のだ。
桜ってね、駅にはよく咲いて、桜の似合う名駅!
なんて特集が、例年マスコミを賑わすのだが
(今春も、さる新聞の特集に参加したばかりw)
桜って、同じ乗り物でもバス停には無縁だし、
飛行場にも、フェリー港にもからきし無いのだ。
なぜだろうか?無いアタマを捻って考えたのだが、
「バス停って、バス停以上でも以下でもない」
という、分かったような、否、まるで分からない、
2020年4月10日現在の結論、としておこう。
さて、枝垂れ桜は写真のごとく5分咲き未満。
下調べなんか怠って出たとこ勝負の日帰り、
バス停と満開ショットはその道の達人に譲ろう。
人里離れた“人里”集落を後にして、25年振りに
「光厳寺」のヤマザクラと対面。東京都三大巨樹、
樹齢400年の指定天然記念物は、台風被害で
ロープ越しの遠方からの見物だったが、甲の上。
急坂を転げ落ちるようにスタコラと下れば、
吸い寄せれるように桜の小学校へ。八分散りの
桜花だったが、出合えただけでヨシである。
学舎への偏愛は、かくも年々歳々、深まりゆく。
名だたる一本桜も、名もない路傍の桜も、
等しく咲いて、散って、季節は移ろってゆく。
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