2022/04/20

桜に貴賤はない。富士吉田・路傍の桜

野良桜とでもいおうか、名もなき路傍の桜に

年々、惹かれている。列島の桜を酔狂に

撮り続けて30年。名桜のいわゆる一幅の絵の

ような写真よりも、その土地に根ざした

桜の風姿をレンズに収めてきた。そんな中、

近年は、誰にも愛でられずに道端でシレッと

咲く桜たちになぜか感情移入してしまう。


これは、富士の山を懐に抱く・富士吉田で

感情が動いた桜たちである。この町の佇まい、

家々の佇まい、人の佇まいと同じように、

背伸びもせず、自然の理の中で咲いている

そんな桜たちである。付け加えるならば、

路上のマンホールだってそう。町興しの一環

とやらで意匠デザインされたものではない。


町内循環バスを利用、歩行距離は1里ほど、

時間にして1時間ほどだったか。河口湖の桜と

富士山のショットも撮ったが、あえて省く。





















































































































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