野良桜とでもいおうか、名もなき路傍の桜に
年々、惹かれている。列島の桜を酔狂に
撮り続けて30年。名桜のいわゆる一幅の絵の
ような写真よりも、その土地に根ざした
桜の風姿をレンズに収めてきた。そんな中、
近年は、誰にも愛でられずに道端でシレッと
咲く桜たちになぜか感情移入してしまう。
これは、富士の山を懐に抱く・富士吉田で
感情が動いた桜たちである。この町の佇まい、
家々の佇まい、人の佇まいと同じように、
背伸びもせず、自然の理の中で咲いている
そんな桜たちである。付け加えるならば、
路上のマンホールだってそう。町興しの一環
とやらで意匠デザインされたものではない。
町内循環バスを利用、歩行距離は1里ほど、
時間にして1時間ほどだったか。河口湖の桜と
富士山のショットも撮ったが、あえて省く。
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