東電福島第一原発事故による帰宅困難地域の
立入規制が緩和され、 何と12年ぶりに
全長2.2kmの桜並木が解放された「世の森」。
名にしおう「夜の森・桜トンネル」を初めて
訪ねてから4年、地元の方々にとっては、
感慨いかがばかりだろうか!と想像しながら、
ソメイヨシノの並木道を行きつ戻りつする。
立ち入り禁止の“バリケード越しの花見”から、
無障害物の観桜!当時者のみぞ知る歓びを、
旅する女流書道家・千葉清藍さんが“有咲”と
揮毫―希望と笑顔の輪が咲きこぼれただろう。
「桜まつり」(2日間)に訪れた方は22,000人。
23年春の避難指示解除を目指す特定復興再生
拠点区域にある富岡町・世の森。さらには
住民が寝泊まりしながら帰還の準備を進める
「準備宿泊」も始まったと地元紙は報じる。
◎さて、この4年「世の森」の桜を見てきて
樹勢が急速に衰えているのが気がかりである。
桜個有の“てんぐ巣病”が目立つようになり、
放置しておくと桜並木で無くなるのを憂える。
篤志ある樹木医や桜守たちの手によって
この地の桜を護っていければと願っている。
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