2022/04/26

7分咲きの3分散りとは?弘前公園 ①

「7分咲きの3分散りがベスト*です」

見ごろを、こう教えてくださったのは、

弘前市立観光館の案内レディだった。

あれから幾星霜、通い四半世紀を

超えてもタイミングを合わせるのは、

ひとえにノロマな私には至難の技。

いわば、弘前の桜遅刻の常習犯である。


今年も年明け早々から、呪文のごとく

“7分咲きの3分散り!”と唱えながら、

いざヒロマエ(弘前の別読み・苦笑)

辿り着くと“7分咲きの3分散り”ならぬ

真逆の“3分咲きの7分散り”の有様。

弘前とて、自然は人を待ってくれない。


ちなみに“3分咲きの7分散り”は別称、

“17分散り”と言ってナカナカ風情のある

鑑賞なのだが、誰も相手にしてくれぬ。

ならばと、外濠の“水面”(みなも)に目玉

を凝らせて、もはやすっかりメジャー

となった“花筏”(はないかだ)撮りに没頭。


*ひとくちメモ:

52品種、2600本の桜が咲き誇る弘前公園。

前半の主役"ソメイヨシノ"が花吹雪になり、

外濠から中濠、西濠の水面にたゆとう姿は

“桜の絨緞”と称され弘前特有の花筏となる。

「7分咲きの3分散り」はそんな情趣がある。

































































































































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(↑ 表紙カバー写真と中面:弘前の花筏)


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