2021/05/05

みちのく三大桜名所・1993年桜旅をトレースする ③弘前

21世紀もあっという間に1/5が過ぎた

20年春、「弘前さくらまつり」の閉鎖で

弘前の桜通い“連続”が23年で途切れた。


予測し得なかった不意のインターバルは、

きっと天からの思し召しなのかもしれない、

の思いが胸中をよぎって、ラッキー*にも、

“夢の超特急”でビューンと津軽へ向かった。


「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府*」

と来れば、桜は…弘前**と言ってよかろう。

時を巻き戻せば1993年GWの5月3日、

丸腰のボディ&レンズ1本でやってきた

お初の津軽・弘前。桜の設えは質・量とも

圧巻で、空気も、空も、濠も、天守も、

すべてが別天地の光景。ビギナーズラック

さながらに、天はファインダー越しの

すべての被写体を最上に恵んでくださった。


(*油屋熊八の名言:https://bit.ly/2S0V1DK)


以来、オメオメと桜にほうけて幾年月。

閉鎖が明けた2021年の弘前公園といえど、

想定したCOVID-19の規制下にあって

初一念に立ち返ってオズオズと出陣である。


2年ぶりの対面に心も踊って嬉々としたが、

「一方通行」の壁が撮影に立ちはだかる。

一歩たりとも後ずさり不可で、カニのごとく

横歩きしての絵葉書ふうの撮影が精一杯。

撮影には様々な制約がつきまとうのだが、

前後左右に動ける自由意思と必然性という

フィールド写真の原点を思い知らされた。


((**2013年~小Blog「サクラグラフィー」

投稿180余点中、1/3ほどが弘前の桜です))


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長らくお世話になってきた弘前の観光協会は、

公園緑地課と並び、観光フロンティア大使で

そのクオリティーとサービスは称賛に値する。

桜は「七分咲きの三分散り」が最も絵になる

と教えてくださったのも他ならぬ弘前である。

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(投稿日は撮影日と異なります)






















































































































































弘前市立観光館内に「幻となった100回目の

さくらまつり」桜の姿がボード展示されていた。

楽しみにしていたファンへの心遣いに胸キュン!


2021桜股旅のMemorandum(メモ)


“アシ”は恒例の「青春18きっぷ」に加えて

後半は“夢の超特急”に自由に乗降車できる

「大人の休日パス*」(桜季初!)を最大利用。

花巻・北上、そして角館の往来は始発立ち

&終電帰りをリピート。唯一の“マクラ”は

弘前がとれず八戸泊。2日間ピストン移動

で津軽―南部を2往復。ちなみに“アゴ”は

「県外客お断り」で全コンビニおにぎり食。












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