「運転手さん、花巻東のグラウンドって、
もしや近くですかね?」と前のめりに尋ねる。
花巻温泉のソメイとシダレ詣から戻る途、
出し抜けにバス停「花巻球場」が目を射った。
"ラッキー!" 勝手に体がバスから降りている。
かつてプロ野球も催された花巻球場の裏手、
桜の間からそれらしき姿の高校が立ち現れる。
あいにく野球部の練習がオフ日だったが、
両翼の広いラウンドに朧な花眼も丸くなって、
「立志夢実現」「逆襲」「岩手から日本一」
雄々しいスローガンにまず目を奪われる。
が、感じ入ったのは、ネット裏にある階段の
蹴上げに連続して印された校名とマークだ。
ダッシュで昇降する際、目に焼き付くからだ。
正面、ピカピカの二宮金次郎像が立つ校舎に、
言わずと知れた花巻東が輩出した大リーガー
菊池雄星、大谷翔平を祝する大懸垂幕が
下がっている。さりげなく、威風堂々である。
桜たちも祝福の花を、こぞって咲かせている。
花巻東、甲子園全成績16勝13敗。準優勝1度。
(投稿日は撮影日と異なります)
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