2013/04/24

お花見や 隣は何を する人ぞ③

世界のあちらこちらに桜は咲くけれど、
「宴」としての花見を楽しむのは、唯一日本人だろう。
韓国や米国の桜を巡って、その意を強くしている。

仙台随一の花見どころ、といえる榴ヶ岡公園。
今まで気づかなかったのかもしれないが、
「お花見」なるノボリが枝垂れ桜の並木に連なっている。
風にのって正々堂々とひるがえる様は、
「榴ヶ岡公園にやってきて花見をしなければ、
いったいぜんたい何をするの?」といった風情である。

列島のお花見名所の約1,000カ所以上を巡ってきたが、
当たり前のことをストレートにわざわざ言い切る
花見どころは、ここ榴ヶ岡公園のほかに見たことがない。

ゆるキャラなんかを使ってご当地の桜を喧伝するより、
潔いほどシンプル、かつ意表をついたようなモノ言いぶりは、
虚をつくほどに天晴れであり、一人拍手喝采した。

 














































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