花の下に集ってニッポンの春を楽しんでいる。
訊けば、仙台で学ぶテヘランからの留学生だという。
おしゃべりの輪の中に入っていくと、曰く、
「ドウミテモ アナタハ ニホンジン ミエマセ~ン!」
と口を揃えておっしゃるので、
「ワタシ キャメラ ダイスキ ニホンジン!」と
ヘンテコな日本語で応えて、パチパチリしてあげる。
夕闇せまる三神峯公園は、雪洞もなければ
ライトアップもなく、人っ気も潮を引いたように消えていく。
ひもとけば、戦中・戦後は陸軍幼年学校を、
戦後は東北大学三神峯寮を擁した、桜の名所である。
「散りにし花は幻か わが若き日の夢なるか」
「雄大剛健」......刻された石碑のごとく、
往時、学生たちは勉学に勤しみ青春を謳歌したことだろう。
いま、学び舎に咲く桜は異国からの学生も魅きつける。
何だか仙台の桜が、いっそう誇らしく思えた。
☆ピート小林と歩くこころの日本遺産「桜」
(日刊スポーツ・アーカイブ)
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☆桜旅のお供に...
「にっぽんお宝桜撮影行」(エイ文庫)
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