2013/04/23

降る雪に 凍えながらも 咲く桜

かつてあった仙石線の東松島市・東名駅。
すっかり消滅した駅の光景の中で、
容赦なく降りしきる重たい春の雪の中にも
懸命に咲かんとする2本の桜木があった。

2011年4月22日。流失した駅の光景に、
けなげに咲く桜がある画像をしげしげと見つめる。
あれから2年、枝振りも変わらずに
そのままの姿であることに感じ入る。(投稿写真2, 3点目)

住民たちには苦渋の選択だったのだろう。
高台への移転を拒んで現地に残る
人間の希望の思いの丈を、小さな花びらにのせて、
凍えながらも精一杯咲こう、としているだ。





























雨宿りならぬ雪宿りする場があるはずもなく、
行き交うトラックが容赦なく雪飛沫をかけていく。

アタマからズックの中までズブ濡れで、
橋桁から代行バス停までの100mほどの距離が
今日だけは数百メートルにも感じる。


外気温は確実に零下に違いない。
次のバスが来るまでの1時間、
吐く息で暖をとって立ちすくんでいた。
_______________________________________

☆ピート小林と歩くこころの日本遺産「桜」
(日刊スポーツ・アーカイブ)
http://p.tl/Augy

☆桜旅のお供に...
「にっぽんお宝桜撮影行」(エイ文庫)
http://p.tl/Ywao
_____________________________________
*フェイスブックでも投稿しています

0 件のコメント: