かつてあった仙石線の東松島市・東名駅。
すっかり消滅した駅の光景の中で、
容赦なく降りしきる重たい春の雪の中にも
懸命に咲かんとする2本の桜木があった。
2011年4月22日。流失した駅の光景に、
けなげに咲く桜がある画像をしげしげと見つめる。
あれから2年、枝振りも変わらずに
そのままの姿であることに感じ入る。(投稿写真2, 3点目)
住民たちには苦渋の選択だったのだろう。
高台への移転を拒んで現地に残る
人間の希望の思いの丈を、小さな花びらにのせて、
凍えながらも精一杯咲こう、としているだ。
雨宿りならぬ雪宿りする場があるはずもなく、
行き交うトラックが容赦なく雪飛沫をかけていく。
アタマからズックの中までズブ濡れで、
橋桁から代行バス停までの100mほどの距離が
今日だけは数百メートルにも感じる。
外気温は確実に零下に違いない。
次のバスが来るまでの1時間、
吐く息で暖をとって立ちすくんでいた。
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