2012/09/07

甲子園よ永遠なれ (September 7, 2012) 国際試合

ソウルで開催中の「U18世界野球選手権」が佳境である。
昨6日、宿敵・韓国を倒し決勝進出へ望みをつなぎ、
本日行われている米国に勝利すれば、決勝進出が決まる。




















テレビ放映はBS朝日でナマ中継されているが、あいにく
"非衛生的"な生活を余儀なくしているので、衛星放送は見られない(笑)。
ということで語る資格もなく、さりとて現地にいるわけでなし。
ノスタルジジィの名でお許し願って、今は昔をひも解かせていただく。
             ◉
高校球児による海外遠征国際試合といえば、忘れ得ぬ思い出のNo1...
20年前の1992年9月4日~6日、「AAA国際親善野球大会」が、
ソウルであり、甲子園の興奮冷めやらず、すっ飛んで行ったのだ。

何を隠そう、星稜高校・松井秀喜選手の大ファンであって、
その松井選手を追っかけるために、大阪からソウルへ片道切符で飛んだ。
甲子園ファンなら忘れ得ない、第74回大会、2回戦、第3試合。
対・明徳義塾との試合で、5打席連続敬遠という前代未聞の
出来事が起きたのを満員のスタンドで目撃!したからに他ならない。

























★以下、『輝け甲子園の星』(日刊スポーツグラフ '98年 SUMMER)
「甲子園グラフィティー by ピート小林」から抄録)
〜5万5千、満員の日曜日。大観衆の夢は、1球ごとに1打席ごとに、
しぼみ、踏みにじられていくのに比例して、スタジアムを底から
揺るがすような怒号にとって代わった。観客は鏡。それは、
地鳴りのようだった。甲子園ファンが、少年ファンが泣いていた〜
            ◉
20年の時を経て、いまアルバムを繰ると、
整列する時の姿勢、ウエーティング・サークルでの目線...
どれもが甲子園球児の見本のような姿である。







































果たして、異国・ソウルの地で、松井選手は紳士であった。
相手監督や戦法を卑下するわけでなし。甲子園での時間と同じように
振る舞って、何事もなかったような表情と態度で、
ジパングから素手でやってきた1追っかけファンに接してくれた。

試合開始前、日本チームのベンチに飛び込んで、
パスポートにいただいた直筆のサインは、一生の宝モノだが、
「旅券を汚したら税関で...帰れなくなりませんか?」と
心配してくれたほどの、好青年であったことを付け加えよう。

さて、今年のソウルでは、どんなドラマが生まれるだろう。
______________________________________________________________

★甲子園―ジャパニーズドリーム!
もっと見る→http://p.tl/1bXc ピート小林と歩く「こころの日本遺産」 (日刊スポーツ・アーカイブ)


0 件のコメント: