すべてのモノゴトは連鎖する。という伝で言えば、
「京の町中にも案山子がいるよ!」との朗報が続いて、
嬉々として行ったら、何とお米屋さんときた。
ターミナル・出町柳からバスで下鴨本通りを上ルと、
ほどなく店頭というか路上にいる案山子が
唐突に視界に入った。本家・米屋さんの案山子である。
もの哀しそうで、愛くるしい、チャーミングな姿。
店主さんに「こんにちは、あのー案山子さんが...」と
口をモグモグさせてお尋ねすれば、
「洛北から来た案山子でね、子どもたちが設えたんです」
「どーぞ、好きに撮ってください」と笑顔が返る。
それにしても、腰のくびれ具合といい、上目ならぬ、
下目づかいといい、きっと店主さんや女将さんの手が入っている。
親から子へ受け継がれるものの好見本が、そう案山子なのだ。
三脚とカメラ袋を路肩に放り投げて、手持ちでパチパチパチ。
「はい、チーズ。いいね、いいね、、、セクシーだよw」
まるで「facebook」の投稿へクリックするように、
マウスをカメラに持ち替えて、ひとしきり連写させていただく。
無農薬、減農薬、、、精選された玄米をお届けする、
京の町のモダンな米屋さん。きっと地域の方々のみならず、
全国からの注文が相次いでいることだろう。
夕暮れの中にある、知らなかった京の日常に感じ入った。
米屋さんと案山子。これ以上の取り合わせはない。
全国の米屋さんの店頭に、こんなシーンがひろがるといいな。
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★案山子の写真160体が載っています!
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