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氷見(富山県)の桜を訪ねるのは二度目になる。
列島の津々浦々を桜ストーキングしていた時分、
小高い丘の朝日山公園の展望台から望んだ
能登半島、立山連峰に息を飲んだ記憶が甦る。
早咲きの桜もお終い、春の桜は北陸を緒に定める。
折しも元日に発生した「能登半島地震」の地。
2月初旬に敢行した直江津・糸魚川エリアからの
能登入りは按配わるく、北陸・敦賀経由とする。
ナニ?――シンカンセン延伸は毛頭カンケイ無し。
高岡から氷見線の接続がよくなく、内陸を走る
城端線にプチ乗車する。かつて「向野のエドヒガン」
という我が桜行脚でピカ一!を誇るエドヒガンの
威容を瞼に浮かべて再訪への後ろ髪を引かれながら、
海沿いに目ん玉を凝らしていると、氷見である。
折しも土曜日、手漕ぎの木造和船「天馬船」が
湊川をゆく「はる さくら てんません」が目に入る。
“ダンナ、どこから来はった?” モノほしそうな
ツラをしているのだろう!ま、乗船へのお誘いを
丁寧にお断りして、まばらな咲き加減の桜でも
絵になるシーンを ふつつか酔いの目ん玉で探した。
(*同時取材の能登半島地震、追って投稿します)
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