2024/04/17

物憂げな猪苗代の春と野口英世

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選りどり見どりの日本列島桜行脚、

空っぽのアタマに棲みついた♪桜前線に

目を泳がせば、“北上せよ”!と言う。


3.11通いで常用の常磐線ならぬ東北本線。

黒磯・白河を過ぎて郡山で左に折れる。

といえども、テクテク歩く体力も気力も

精神力も枯渇モードに入って仕舞って。

郡山~会津若松~新津という豊穣な地を

結ぶJR磐越西線にいきおい世話になる。


かつてメディアの取材で沿線桜スポットに

張り込み桜と列車のカットを撮影した

桜まみれの日夜がめくるめく蘇る!イカン、

感傷に浸る場合ではない。目指すのは、

桧原湖、五色沼、桜峠…の裏磐梯だった。


磐梯熱海、中山宿、川桁…車窓に広がる

桜どころに目を奪われ、危うく降りそうに

なったが、じっとガマンの子。福島県が

誇る湖の名を冠した猪苗代駅で晴れて下車。


駅名標とデエットを奏でる駅桜に迎えられ、

改札の駅長と話も弾んで、駅前に出るや、

ファン&貴重なアシだった「会津自動車」

乗合バスの姿を探すも無く。昔日の町の

佇まいまでもが霧散。オブラートに包まれ

包まれたごとく物憂げな春光が行先不明の

流浪人の背中を撫ぜてくれる。一抹の幸。


PeteS. 

以前、記念館を訪ね感銘した郷土の英雄・

野口英世博士の姿が何よりのスーベニール!

















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