2024/04/25

(人口)日本一の村だった薫香―滝沢のヤマザクラ

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投宿した八戸市内の純昭和な旅籠から

寝ぼけマナコで起き出してイソイソと駅へ。

今だに言い澱んでしまう「青い森鉄道」

「IGRいわて銀河鉄道」なる第3セクタ-を

乗り継ぎ、鈍行一路、江戸の地をめざす。


アタマも車窓も朝モヤに包まれ、苫米地、

目時、金田一温泉、斗米、二戸、一戸、

好摩、渋民、滝沢...岩手山を借景に桜景色

がシームレスに続いて反射的に降車ボタン

を押しそうになる。が、じ~っと我慢の子。


ガマンも度が過ぎると躰にわるい!すわっ、

青山なる小さな駅で降りるや反対ホーム

へ突進するも…下りをタッチの差で逃した。

哀れみ?に東北本線に勤務され、現在は

IGRの職員という年配の方から在所の様子を

伺えるご褒美。出戻りもわるくな~~い?


桜の駅の戻り梯子に時刻表が“NG”を出す。

逆らえば、陸奥か常陸の国の駅舎で夜を

明かさんとならぬ。直前の「滝沢」に定め、

駅の桜撮りに勤しむ。“学園の杜”に偽り

はない。清々しい桜たちは精一杯の生気を

行きずりの桜流浪人にお裾分けくださる。


ウィキ先生に訊くと――2014年に滝沢市に

なるまで10年以上も50,000人超の人口を

擁した岩手県岩手郡滝沢村。ムカシの名前が

イイナ!感傷に浸るノスタルジジィである。


(*現在は沖縄県読谷村:42,130人/2024年5月)




































































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2024/04/23

“海も、山も、温泉も”―火の見櫓とヤマザクラ

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(ちょっとだけ)気になりながらも、

通過するだけで立ち寄り“未満”だった

浅虫温泉に身を寄せてみた。なあに、

弘前から→→ネグラである八戸への途、

時間の按配がよかったから!である。


(リアルタイムでは情報は見ない輩だが)、

流石にサイトを横目で眺めると――

“海も、山も、温泉も”と美辞麗句が並び、

“東北の熱海”と呼ばれたとある(ウィキ)。


すっかし、その熱海にはわりと近いので、

桜狩りによく行くが、“関東の浅虫~”

って耳にも眼にもしたこともナイナイナイ。

こうした現象は“あやかりナントカ”とか

呼ぶはずで、ウソかマコトか真偽のほどを

コンビニのお兄さん、かつ高級旅館の

呼び込みお姉さんにズケズケ津軽弁?の

カタコトで尋ねてみたが...キョトン顔。


“よぐ来たねしい~”…駅にドカ~ンと

貼られた棟方志功の歓迎ポスターで

一気にモヤモヤも霧散、スッキリする。

先の信州・佐久に続いて「火の見櫓と

ヤマザクラ」の遭遇。戦利品大!の桜狩。


































































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2024/04/22

ピンクのリボンを探して―29年目の弘前

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2025年の来年に通うこと30年になる、

数えて29年目の訪問、桜の弘前である。


――このほど弘前市(青森県)によると、

「弘前さくらまつり2024年」の人出が

推計245万人との発表が報道にあった。

(会期:4/12~5/5・歴代最長の24日間)


「弘前さくらまつり2024」(5/8発表)

https://www.hirosakipark.jp/sakura/2024/05/16393/


ちなみに、コロナ禍の前の2019年は

会期17日間・289万人の人出を記録したが、

今年は過去10年間の平均・約235万人を

上回ったと地元紙などのメディアは伝える。


…………………………………………………


こうした数字にはことさら関心はないが、

人出をかき分けて、21日(人出・21万人)の

日中に広~い園内を足早に駆け巡った。

滞留60分、自身の最短タイムを大幅に更新。

こんな場合は、絵に描いたような絵葉書

チックな写真になるのをいとわずとしよう。


まずは、直近のシンンブンガミで見つけた

園内最古のソメイヨシノに咲く珍しい

“七輪咲き”の花芽を拝観。小さなピンク

のリボンが結ばれて、昼行灯の花眼ながら

遠目にてキャッチ。期せずして2024年の

弾丸桜詣のハイライト!になったと印そう。

(画像:8・9・10)


「弘前桜物語~七にまつわる桜の物語~◉七輪咲き」

https://www.hirosakipark.jp/sakura/2024/04/15665/


園内撮影ポイントは目を瞑っても察せる身、

いささかの“ふつつか酔い”を振り払って、

桜と人波に酔いそうになるも、身を翻して

シャッ・シャッ~シャカ・シャカ~…と

ハミングしながら往く。高い青空と白い雲。

目を落とせば大人気の「中濠観光舟」が

杉の大橋の袂の下を♪どんぶらこ~と往く。

(画像:11)


意図せずとも、モリモリはおろかアゲアゲな

弘前桜ルポに見えそうな拙なき稿を畳んで、

私的な余韻に浸るとしよう。さようなら弘前。











                         













































































































































































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2024/04/19

高原鉄道の私淑する桜たちと…翻意する無念

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“高原鉄道”の愛称でファンも多い「小海線」。

海から一番遠く、標高日本一を競う駅が

連なって流浪人には玉手箱のような路線だ。

春の桜、秋の案山子でお世話になって久しく、

溜まったココロの澱にエキスを頂いている。


メディアに出演するユーメイで風光明媚な

ブランド桜よりも、その土地ならではの

在所の芳香を野良犬が嗅ぐように感知できる

桜、とでも言えばいいだろうか。年々歳々、

そんな桜花が萎えゆく心の琴線を揺さぶる

ようになって、まさに小海線の桜たちが

そのひとつを担っている、と言っておこう。


東小諸、乙女、、、佐久平、岩村田、北中込、

中込、龍岡城…車窓からの桜景色だけでも、

眼と心が洗われる。高原に降り注ぐ柔らかな

陽射しに微睡んでいると、春霞の向こうに、

桜たちが午睡する眼を射る。此処って何処?

私って誰?の感覚に陥って、慌ててドア・

ボタンを押している輩。メランコリーな春。


そうそう、去年の春は1つ前の龍岡城で下車、

五稜郭の桜をテクテク訪ねたっけ~の思い

に耽けつゝ、乗り越してしまった臼田に戻る。

稲荷山公園のコスモタワーが桜名所デス!

と手元の案内人は示すが、道すがらの民家に

点在する桜たちが我が花眼を捉えて放さぬ。


信州・佐久は臼田の名も無き桜たち。かくも

麗しき桜木のたもとで添い寝したくなった。

危うく家々に頼み込みたくなるも、さぞかし、

かくも不恰好の流浪人では門前払い!を喰らう

どころか、110番をされるのがオチだろう。

自ら翻意、瞼に焼き付けてスゴスゴと後にした。






























































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2024/04/18

トワイライトの白河小峰城+++ベビーうさぎ

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会津若松・鶴ヶ城の方角に一礼をして、

くだんの駅長に挨拶、中通りに戻る。

目指すは車窓からチラッと見た白河だ。

(断じて”新”白河ではない!ちなみに、

”新”のつく駅はオール・シンカンセンの

駅名であ~る。新大阪、新横浜を緒に

新神戸、新山口、新高岡、北では新花巻、

新青森…枚挙にいとまないと思いきや、

バッテン早計で、在来線や私鉄にもある。

直ぐ思い付くだけで新千歳、新百合ヶ丘…、

イチや~めた。髪&鉄分薄さがバレた。


その白河駅。ン時間前の下りでかすめ、

さて上りであ~る。磐梯山に登山も下山

もせずサヨナラしたツケで平地を往く

乗り物で下山ならぬ下車。目を遣れば

日没も間近かの中、白河小峰城がすっく

と麗しき姿を見せている。ダッシュが

身をよぎるも、トワイライト時の桜撮り

では”一秒一刻”を争うとゆー経験則が

無きオツムをかすめホームに思い留まり、

”寄り・引き”を躰をよじらせ繰り返す。


そうそう、あの2016年4月の熊本地震で

日本三大名城・熊本城の壊れた石垣の

修復では「小峰城(3.11大震災で崩れた

石垣を復旧)」がノウハウが提供...」が

扶助!のニュース報道が脳裏に蘇った。


ひとしきり撮ってから、小走りに天守へ

向かうも闇の中、ライトアップされた

三重櫓が麗しくシロ!ート迎えてくれて

メルシー白河小峰城。駅に顔を出した

子兎もハモってくれて!ダブルサンクス。
















































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