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乾通りの桜の一般公開で知られる皇居
と周辺エリアは、東京の桜どころの
いわば穴場的存在として知られている。
この日は、東京国立近代美術館での
中平卓馬展を見終えて、皇居・平川門に
目を遣ると、おや寒緋桜がポツンと
視野に入って、おずおずと近づいてみる。
冷たい北風に凍えて満開未満の様子で
あったが、可憐な寒緋桜の表情は、
かつて足繁く通い詰めた沖縄の寒緋桜を
想い起こさせて追憶の念がこみ上げる。
ふと目を下の方に落とすと、無残にも、
複数の枝が根元に落ちているではないか。
しおれながらも花を咲かせようとする、
生命力に心打たれたのは言うまでもない。
帰路に向かおうとすると、平川門の
向かい側、無機質なビルディングの袂に
大振りの河津桜がデンと咲いていて、
暮れかけた東京の空に異彩を放っていた。
そういえばこの数年、河津桜と寒緋桜が
都心あたりに増殖!しているような
気がするのは、気のせいなのだろうか。
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