〜(近過去) 〜
ふとシンブンガミの小スペースで見かけた
「磯崎新:Form and Spirit」展を観に
南麻布にあるMISA SHIN GALLERYへ赴く。
2022年12月22日(金) 夕刻のことである。
ガラス張りのギャラリーには:1970年代の
代表作、群馬県立近代美術館から1990年代
の水戸芸術館まで 磯崎新氏が自ら設計した
建築の基本コンセプトを抽象化させた上で、
視覚化したドローイングやシルクスクリーン
作品を中心にコンパクトに展示されていた。
印象的だったのは、模型・図面・記録写真に
よる展覧会が建築展覧会の定型なのだろうが、
すべて壁面展示の作品だったこと。模型でも
いわゆる設計段階のでなく、建築が完成した
後のアート!として愛でたくなるようなモノ。
そして椅子も、あのモンローチェアーだった。
“「建築は、地形の特性も生活の臭いも背後の
わい雑な電柱や看板もない。純粋な幾何学性を
もった空間や、ひとつの形式としての構造体で
しかない。その有様だけをシルクスクリーンで
定着する。『還元シリーズ』は、そこで幾何学
的な立体、架構体、そしてプライマリーな色彩、
それだけに還元された建築の原始形態なのである
(磯崎新)」”
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