2013/02/09

鎮魂の町を歩く(vol.17-2) 女川町2

女川港観光桟橋の近くに建つ、観光案内所「おながわiランド」。
復興マップ図の中でも、ひときわ目をひいたのが、
スコップを背負った子どもたちが壊滅した町を見つめる絵、だった。

























タイトルは「生きる。 未来を信じていいんだよ」。
卒業式を翌日に控えた中学3年時に被災、祖父や同級生を亡くし、
現在は仙台市内の高校に通う女子高生が、震災後、
ペットボトルにためていた水と絵の具を使って描いたそうで、
復興支援の絵はがきとして話題になっている。

破れた服をまとった裸足の子ども5人が、
小さな手を握り合って、瓦礫にけなげに立ち向かう後ろ姿。
「親の背中を見て子は育つ」というが、
大人の私こそ、この子どもたちの姿に感じたところは大きい。






思えば、女川は、3.11の1年半ほど前の秋、
三陸沿岸を鉄路で南下した雨の夕暮れに立ち寄った町。
駅の温泉「ゆぽっぽ」で旅の疲れを癒した時間が、
復興マップ看板の中で走馬灯のように蘇る。

「おながわiらんど」は「女川"愛"ランド」。
「REBUID SHOP」は「復興店舗」の意...に違いない。
こんな中でも、遊びゴコロに満ちる女川の復興を信じたい。

*公共交通機関
 石巻ー女川は石巻線利用(渡波ー女川間は代行バス)約45分/320円
 仙台ー女川は
仙石線・石巻線&代行バス利用。約3時間/1110円 
 ミヤコーバスの場合(1日1本運行) 仙台ー女川約2時間/1000円
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