スポーツといえど、「臭いモノゴトにはフタをする」日本社会に
辟易していた矢先、目に留まったコラム記事である。
舌鋒鋭い西村欣也氏の筆にしては柔らかな論調だが、
原稿に出来るギリギリのところ?で、コトの本質を突いて、
前向きに未来につなげているように見える。
が、このブログと平行して投稿しているフェイスブックの
原投稿(11/2)の補足コメントで引いた桑田真澄氏の、
(立場上)やや奥歯にモノが挟まったな後半の言及に代わって、
徹頭徹尾、検証してほしかった気持ちが残っている。
「信賞必罰」なる言葉がせっかくこの国にあって、
善悪の白黒をつけてきた風潮は、どこへ行くのだろうか。
ふと、1978年10月22日日本シリーズ第7戦(後楽園球場)、
ヤクルト大杉選手の左翼ポール際へのファウル打球が
本塁打と判定されたシーンが、いま走馬灯のように蘇るのだ。
阪急上田監督の1時間19分もの抗議も実らず、シリーズ後、
ほどなく辞任した古参・上田監督と、今回の新人・栗山監督。
抗議の施しかたの違いは、時代の変遷なのだろうか。
あの日、ボールから数メートルの外野席にいた私は、
1時間19分の中断の間、声を涸らして"ファウル" と叫んでいた。
今回の誤審は、34年前同様「語り草」となるのだろうか。
それとも、情報過多の中で霧散していくのだろか。
直感的には、どうも後者のような気がしてならない。
そんな予感が当たらないことを願っている自分が、ここにいる。
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