久慈(岩手県)から気仙沼(宮城県)までの
三陸海岸を一気に南下する。およそ
600km余の行路。三陸鉄道南リアス線と
BRT大船渡線を利用する一日がかりだ。
このルートは、3.11東日本大震災以来、
沿線取材&撮影のたびに利用してきたが、
一気通貫での乗車はたぶん初。2012年
導入時は、鉄道の代行輸送の役割だった
「BRT」(Bus Rapid Transit/バス高速
輸送システム」は今では利便性で定着。
地域の公共の足であり、訪問者のアクセス
手段で重用されるのは周知の通りである。
世に言う「鉄道マニア」的な濃度は薄く、
単なる風来坊の輩が眼を凝らすのは車窓に
流れる景色。直近のBlogで「列車とバスの
車窓から望む景色は違って見える。路線バス
から望む景色に心動かされる」と綴ったが、
BRT=バスなので その優位性は動かない。
ともあれ、盛から乗車したBRT車窓からの
景色に心ときめく。3.11以来、幾たびも
通った集落が窓に流れる。が、途中下車は
旅程上からNGと諦めていたが、そうだ、
「大船渡線列車」接続から逆算した30分を
最大に利用!と気づいて鹿折唐桑で下車。
連なる災害公営住宅に目を見張り、帰途の
道中用のエサを急ぎ調達して大の満足!
早足で戻れば、お、気仙沼行きBRTが来る。
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