久慈(岩手県)から気仙沼(宮城県)までの
三陸海岸を一気に南下する。およそ
600km余、三陸鉄道(北リアス線)と
JR大船渡線を利用しての一日がかりだ。
このルートは、3.11東日本大震災以来、
沿線の取材&撮影のたびにお世話に
なってきたが、“一気通貫”で利用する
ことはまずない。今回、格安切符パスの
利用にて時間的に途中下車は叶わず、
撮影は車窓越しに。ま、それもグッド。
陸中野田、堀内、普代、田野畑、摂待、
田老…と馴染みの駅が視界に流れる
うちに北リアスの終着・宮古駅に着く。
麗しい七夕の装飾に目をウルウルと
泳がせながら、ふと、前回もこの季節
に訪ねたんだ!と朧気な記憶が蘇る。
かつて碇を下ろした街・宮古で荷を
解いて、在所の人々たちと杯を傾けて
ゆっくり交わりたかったのに叶わず。
そんな中、観光案内所の旧知の方々と
言葉を交わせたのが、ま、救いだった。
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