さしたるアテもなく列車で旅をする
愉しみの私的余録のようなものに、
「18切符」ポスターとの遭遇がある。
正しい表記は「青春18きっぶ」と
“ひらがな”書きして、ひらがな風に
言う?らしいが、およそ“青春”なぞを
遠い彼方へ過ぎやった輩が、どうして
甘酸っぱ〜い“青春”なんて言葉を
唇をワナワナ奮わせて言えようか!
(と、毎シーズン思っている)
ひねくれモンの私めなぞは、緑色の
窓口で“再春81きっぷ”と言われそうに
なった夢を見たような記憶がある。
以来、転ばぬ杖のナントカのために
“81キッパー”をスペアで懷に忍ばせて、
“18キッパー”と取っ替え引っ替えで
使って...同輩を煙に巻いたりしている。
(画像8:「青春18きっぷ」
22年春バージョン/本人使用)
とまれ、「青春18きっぷ」は初登場の
1982年から40年になるロングセラーで、
19年度は61万枚を発売。年間60億円
も売り上げるJRの大ヒット商品という。
室蘭の隣に位置する、昭和10年開業の
母恋駅。15年ほど前に、桜の撮影で
訪ねてはいたが、駅内に大事に貼られた
「18きっぷポスター」に目を奪われる。
ファンも多い旅情を誘う写真と惹句だが、
毎年5月の「母の日記念入場券」が人気
の「母恋」バージョンにしばし釘付け。
ファンながら、ザ・現地駅でのポスター
遭遇は初で、きっと二度と無いレア体験。
1枚のポスターで室蘭での持ち時間が
ぐっと凝縮されて、滞留半時間ほど。
駅から旧駅の観光案内所への弾丸往復
に甘んじたが、これも幸。これも旅。
室蘭のジャーニーへの思慕がお土産だ。
アクセス:
母恋:
室蘭本線・東室蘭駅より室蘭行で10分
*青春18きっぷ
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https://ja.wikipedia.org/wiki/青春18きっぷ
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