茨城よいとこ、水戸の桜

全国の魅力度ランキングで最下位が続く茨城県。
ランキング好きの国にほとほと辟易しているのだが、
...ならばぜひ訪ねば！と水戸の桜を駆け巡る。

2011年4月、ラジオの桜生中継で訪れて以来となる。
すでに陽は西に傾き、夕闇に映える偕楽園の
ヤマザクラ「左近の桜」は京都御所にある同名の
由緒ある桜の系統。見応え十分、神々しいまでの姿だ。

弘道館近く、三の丸庁舎の空堀のソメイヨシノは、
電飾されてまばゆい光輝。東京の千鳥ヶ淵は、
花見客でごった返したのに、何という静寂の佇まい。

必ず寄る八幡神社の桜花下のマネキン。
粋に羽織ったトレンチ・コートの出し物には、
ヤンキーな水戸の気概がたっぷりと。

低温と冷雨の不順な天候が続く日本列島だが、
南東北はすでに満開を迎えた地が多く、
北東北だって平年より1週間も早く開花している。
ちなみに「弘前」の開花予想は早や17日で、
21日ごろから満開になる、と現地情報は伝える。

にわかに、"韋駄天"と化した桜前線、
この先、悲喜こもごものニュースが届くだろう。

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