防災対策庁舎を囲むように茫々たる光景が広がる中、
地域伝統の神棚飾りの「きりこ」が大きなボードになって、
インスタレーション作品として設置されている。
「ここに生きて来た幸せ ここで生きていく喜び」
「この家の庭に ひまわりの種まきました」
「ひと針ひと針 吊るしびな ぬっています」......
町が丸ごと流失した南三陸の方々の心の記憶のよすがであり、
力を合わせて苦難の時を懸命に生きる人たちの姿が
可視化されているもので、漲る言葉と絵の創作に胸を打たれる。
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