2013/01/11

鎮魂の町を歩く(vol.16-3) 南三陸町志津川

防災対策庁舎を囲むように茫々たる光景が広がる中、
地域伝統の神棚飾りの「きりこ」が大きなボードになって、
インスタレーション作品として設置されている。


















「ここに生きて来た幸せ ここで生きていく喜び」
「この家の庭に ひまわりの種まきました」
「ひと針ひと針 吊るしびな ぬっています」......

町が丸ごと流失した南三陸の方々の心の記憶のよすがであり、
力を合わせて苦難の時を懸命に生きる人たちの姿が
可視化されているもので、漲る言葉と絵の創作に胸を打たれる。




















































海に向けて、空に向けて、想いを綴る
白い切り紙「きりこ」。
南三陸町だけでも800余りの尊い命が失われた(含・不明者)
3.11の月命日、ひとりひとりの心にどうか共有されますように。

*公共交通機関
JR気仙沼線・柳津駅から暫定代行バスで約30分、
JR大船渡線・気仙沼駅からは同代行バスで
約90分の志津川駅下車。徒歩5~20分。
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