2012/07/17

甲子園よ永遠なれ (July17, 2012)

高校野球は、勝敗がすべてではない。

宮城県大会の3回戦、被災地からセンバツ出場した石巻工が、

東北に0-7で敗れて春夏連続は成らなかった。(柴田町総合運動場)
泣いたけど「いい顔している」とは朝刊が報じる見出しで、
白球を追った3年間こそが、かけがえのない宝物である。

2012年3月21日。
第84回選抜高校野球大会の開会式。

全国の誰もが涙した、石巻工・阿部翔人主将の選手宣誓。
高校野球ファンの心に、永遠に棲み続けるに違いない。

〇選手宣誓全文(nikkansports.com3/21:10:51)


「東日本大震災から1年。日本は復興の真っ最中です。
被災された方々の中で苦しくて心の整理のつかない方、
今も当時のことや亡くなられた方を忘れられず、
悲しみに暮れている方々がたくさんいます。人は誰でも
答えのない悲しみを受け入れることは苦しくて辛いことです。

しかし日本がひとつになり、この苦難を乗り越えることができれば
その先に大きな幸せが待っていると信じています。
だからこそ、日本中に届けます。感動、勇気、そして笑顔。
見せましょう、日本の底力、絆を。われわれ高校球児に
できること。それは全力で戦い抜き、最後まであきらめない
ことです。今、野球ができることに感謝し、
全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います」

(写真は11年3月11日、石巻工のグラウンド付近で撮影)


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