「日光見ずして結構と言うなかれ」とは、
子どもの時に口づさんだ遊び言葉だが、
世界遺産の社寺だけでなく、桜も結構であった。
美味しいものは後に取っておく、の習いで、
先に鬼怒川公園のシダレザクラをクルージング。
聳える山と下界を分かつ石垣塀に沿って
枝垂れるピンク色の帯を仰ぎ見て、清冽な空気に浸る。
さあ、「日光桜回廊」のノボリがはためく日光だ。
古木のシダレザクラにレンズを向けて、
輪王寺まで歩くも、お目当ての金剛桜は見ごろ以前で、
ハイライトは「田母沢御用邸」という
皇室に所縁の深い邸宅に咲くシダレザクラだった。
庭園の内から外から恭しく謁見させていただいたが、
ここの光回りは午前中がよかったのが残念。
日光の桜は、ゴールデンウイークに「いろは坂」を上って、
連休明けの5月10日前後に中禅寺湖畔に達する。
中禅寺金谷ホテル、二荒山神社、竜頭の滝の桜が
3大スポットで、品種は目にも鮮やかなオオヤマザクラ。
何年か連続して通ったがいずこも素晴らしく、
桜好きにとっては、結構、結構尽くしの日光である。
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