磐越東線の小川郷駅から歩いてほど近いところに、
見応えのあるシダレザクラの社殿がある。
小川諏訪神社。地元ではとてもユーメイな古木の桜で、
樹齢500年、いわき市指定の天然記念物だそうだ。
このごろ"天然記念物"と称されるものに、
めっきりヨワくなってきたせいか、
溜まった心の澱に、桜の精のようなものが、
じんわりと染み入ってくる。
じんわりと染み入ってくる。
上野駅に戻る最終鈍行列車を逆算すると
幸いに90分近くもの滞留時間がある。
夕闇とともにひっきりなしに訪れる地元民たちと
交わりながら、この地ならではの桜の色香を
存分に楽しませていただく。
お諏訪さまと桜はとても相性がいい。
お諏訪さまと桜はとても相性がいい。
子どものころ、桜はあったかどうか覚えてないが、
境内で鬼ごっこして、真っ暗になるまで
遊んだ記憶が、走馬燈のように蘇ってくる。
陶酔しすぎて、ふと時を知ると100分もいてしまう。
真っ暗な田んぼ道、犬に吠えられながら
駅まで走って、すんでのところで最終に飛び込む。
上野まで5時間半、ちょうどいい按配である。
上野まで5時間半、ちょうどいい按配である。
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