2012/10/25

鎮魂の町を歩く(vol.14-2)宮城県山元町

山元町の中浜小学校へ、6月に続いて訪ねる。

波打ち際から200mという距離ながら、
児童全員が屋上に避難して助かった学校として、
語り草になっている、小学校である。

常磐線の亘理駅から、代行バスと徒歩で辿り着くと、
高かった午後の陽に雲が立ちこめている。

あの日の姿のままの校舎、廃車置場となった校庭。
海岸に対して垂直・横長に設計された校舎と、
頑丈な躯体は、誰が何時見ても分かるように粛然と在る。

山元町は、中浜小学校を震災遺構として保存する方向だという。
教室、体育館、バルコニー、、、黙して語ることは多い。

併設の坂元小学校で、震災を乗り越えて頑張っている
学童たちは、創意と工夫の毎日であるに違いない。














































*公共交通機関は、常磐線・亘理駅から代行バスで約40分、
 坂元駅下車、海岸に向かって徒歩約50分。
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