2013/05/21

みちのく桜紀行2013 ㉛弘前 P.S.我がこころの観光案内所...


今年もお世話になった弘前の観光案内所*は、
公園の緑地課と並び、弘前を支える観光フロンティア大使で、
別格のサービスとクオリティーは全国の鑑だろう。

「7分咲きの3分散り。この状態がいちばん絵になるんです」。
名前はおろか花にはからきし縁がない無粋者に、
桜の"基本のキ"から極意まで教えてくださったり...。

たまさか20年ほどの通いに過ぎないのだが、
アメとムチで言えば、アメだけを授けてくださった
ようなもので、感謝の言葉は汲めども尽きず。



世界に誇る桜、さくら、サクラの国、日本。
そのプライドを弘前が支えている、といっても過言ではない。

弘前公園の桜たちは、すでに来年へ向けての
長〜い準備に入りはじめているころだろうか。

Hirosaki Cherry Blossom Festival......
初めて英文が併記されたポスターに眺め入りながら、
歴代の「さくらまつり」ポスターを懐かしみながら、
弘前の桜への募る思い、そして桜ジャーニーは続く。

























◯*弘前観光コンベンション協会 http://p.tl/fvXQ
◯「弘前さくらまつり」→http://p.tl/jDeq

「弘前市立観光館」(写真)のほかにも、
「弘前市観光案内所」が弘前駅構内に、
「まちなか情報センター」が土手町にある。

*公共交通機関 
奥羽本線弘前駅前より100円循環バス、直行シャトルバス、
路線バスなどで約15分。徒歩の場合は約30分。

☆いつかの弘前桜旅のお供に...
「にっぽんお宝桜撮影行」(エイ文庫)
http://p.tl/Ywao

☆ピート小林と歩くこころの日本遺産「桜」
(日刊スポーツ・アーカイブ)
http://p.tl/gLuy 

2011年「被災地の桜」27点が見られます。
http://p.tl/3rYt
「日刊スポーツ」アーカイブ
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2013/05/20

みちのく桜紀行2013 ㉚弘前の古絵葉書に観櫻会を想って

古城詩趣。昭和10年代の弘前城の花見に遭遇した。

ところはフラリ紛れ込んだ弘前中央食品市場、
空きスペースの一角で古色蒼然と輝く絵葉書である。

100年近くの歴史がある弘前の「観桜会」だが、
かつての「櫻の弘前」を伝える一葉に
ノスタルジジィの私は、目をしばたせて魅入った。

國宝弘前城「古城詩趣」と銘打たれた、
白黒写真に着色された、四季それぞれの桜の姿がいい。
弘前には春夏秋冬に訪れているので、
額縁の前を行ったり来たり、舐めるように観賞する。

セピア色をした天守閣前の学ラン姿の写真は、
埃を被った自身のアルバムを見るようで、
ムカシの弘前がなぜか懐かしく迫って、固唾を飲んだ。

目についた史実や文献をひも解いても、
「日本一・弘前の桜」は衆目の一致するところだが、
あえてそれを謳っていないところが、
また奥床しき津軽の城下町・弘前である。

しばらく振りに、夏・秋・冬に行こう、と思う。


























*公共交通機関

奥羽本線弘前駅前より100円循環バス、直行シャトルバス、
路線バスなどで約15分。徒歩の場合は約30分。

☆いつかの弘前桜旅のお供に...
「にっぽんお宝桜撮影行」(エイ文庫)
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☆ピート小林と歩くこころの日本遺産「桜」

(日刊スポーツ・アーカイブ)

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2013/05/19

みちのく桜紀行 ㉙芦野公園の逆さ雪洞はモノ言わぬも


日本列島でも有数の桜の駅、芦野公園。
駅から公園までトンネルのように続く桜景色のはずが、
"逆さ"に倒置された桜の雪洞が転がっている。
「逆さ富士」ならぬ「逆さ雪洞」である。

一瞬、めまいを覚える"倒錯"の感覚が身を襲ったが、
すぐさま「桜祭り」が終わったことを察知した。

造花だけでなく、桜の雪洞にだって目がない輩、
立ち去り難くシゲシゲと眺めていると、
雪洞を撤去する車が、事務員のようにやって来る。

「ショーバイにならんかったな、今年の桜は」

駅ホームの向こうに広がる芦野公園の桜は、
人間の勝手なメジャーでいえば、二分咲き未満。
寒冷と雨天とウソ鳥にたたられても、
桜はここまで精一杯咲いて、みちのくの遅い春を終える。

人間の都合でこさえられた出店も、
祭りの賑わいの後、といった余情を醸すことなく、
今日明日にも姿を消していくのだろう。

倒置されたままのご当地の「さくらまつり」立看板の傍で、
女優さんを使ったJR東日本の桜の大ポスターが
虚ろな佇まいで、だったはずの桜の芦野公園を謡っていた。

























*芦野公園ひと口メモ
風鈴列車、鈴虫列車、ストーブ列車などのイベント列車で
知られる津軽鉄道で約25分、芦野公園下車すぐ。

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2013/05/18

みちのく桜紀行 ㉘津軽鉄道の花列車にぞっこん惚れて

弘前から東へ行くなら、黒石の東公園、
西へ行くなら、金木の芦野公園。
思案しつつ、サイコロを振ると...西の目が出た。

五所川原駅から津軽鉄道に乗り換える跨線橋は、
ローカル愛に満ちた造花たちお出迎え。
桜の造花にも目のない私は、その設えに感じ入って、
階段とホームまでの間を行ったり来たり。

発車間際の「桜とメロス号」に滑り込むと、
さながら桜づくしの「南リアス線」が
津軽に引っ越してきたような桜花爛漫のお花列車!。

「春さくら」「春うらら」「お花列車」...
津軽の児童たちが描いたであろう桜色の画用紙と、
丁寧に飾りつけられた造花と、アテンダントの微笑み。
風土の薫りを届ける「津鉄」のサービスが、
錆びきっていた心の琴線を揺らして、
鉛色の我が顔が、いつしか桜色になっていく。




















*津軽鉄道ひと口メモ
風鈴列車、鈴虫列車、ストーブ列車などの
イベント列車で知られる、日本最北の民間旅客鉄道。

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