2012/10/27

広告のある光景4-2 (October 27, 2012)


日本新聞協会広告委員会が、「日本」をテーマに公募した
2012年度「新聞広告クリエーティブコンテスト」最優秀賞に、
普遍的で本質的な作品が選出され、とても好ましく思っている。

http://www.pressnet.or.jp/adarc/adc/2012.html

宮城県の被災地と案山子を行き来している折に、
ブロック紙・河北新報の夕刊で接したのだが、
目に留まった他の記事と一緒に、切り抜いて持ち帰った。
最近は新聞広告で目がウルウルしたり、
脳に心地よい刺激を受けるものはもはや稀だけに、
胸をすくような直球の広告に出会えて、
コンペの応募作品とはいえ、久しぶりに心が踊った。
(*↓掲出写真は新聞紙面の発表で、実際はカラー作品です)


















講評にあるように、「つづく」は希望の言葉でもあり、
「日本は続く。それであなたは、どうするの?と
見た人の心につぶてを投げているとも読み取れて、
インタラクティブな表現が広告としての力」
「国旗そのものをモチーフとした、いろんな意味で強い作品」
など、高く評価されていることに同感しきりである。

広告とは関連はないが、かねてから日の丸や国旗には
目が留まって、レンズを向けてきている。
写真を撮るようになって、ふと「日の丸写真」なる
失敗写真を揶揄するネーミング用語への抵抗感も手伝って、
いきおい加速、かなりの写真点数になっている。























平凡の非凡、と言ったらいいのだろうか、
日の丸だけが持つ潔さ、シンプルさは、人性の鑑と言っていい。
とりわけ被災地で遭遇したそれは圧倒的は存在感があり、
オリンピックで揚がる日の丸とは異次元の、
腑をえぐるような感覚。それは過ぎ去った歴史でも
一過性でも何でもなく、悼みと痛みがチクチクとつづく















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★日の丸のあるシーンが見られます
こころの日本遺産 「平凡の非凡、日の丸」
http://p.tl/ceIq
(日刊スポーツ・アーカイブ)
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