2014/08/31

高校野球グラフィティー⑩「輝け甲子園の星」好評発売中

大阪桐蔭と三重の決勝戦の余韻も醒めやらぬ中、
第96回選手権大会をグラフで速報する
『輝け甲子園の星』9月号が発売されている。

連載コラム「ピート小林の高校野球グラフィティー」では、
"あせかきべそかき、甲子園"と題して、
ちょっぴりユニークな視点から
夏の甲子園の魅力を写真とテキストで紹介。

甲子園と高校野球がお好きな方はもちろん、
今まで"コーシエン"を敬遠していた方も、
ぜひ、お近くの本屋さんでお手にとってご覧ください。

『輝け甲子園の星』(日刊スポーツ出版社)
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2014/08/29

甲子園の決勝戦に時代性はあるか


月曜日の決勝戦の余韻がまだ残っている。
甲子園が了となる8月最後の1週は、
毎年そうだが、この夏は妙なザラついた感覚が
今もってカラダの皮膜を覆っている。

台風で2日順延となった第96回大会。
入道雲の代わりにスジ雲と雨雲がたなびく
空模様同様、風雲急な試合が多い中、
決勝戦は、引き締まった好ゲームだった。

大阪桐蔭4ー3三重。初戦の開星戦を
4安打ながら7−6の1点差で制したごとく
相手より少ない安打で勝つという
大阪桐蔭のしたたかさを象徴したような、
1時間41分の直線的な試合であった。

大阪桐蔭時代の到来!とマスコミは謳い、
今後とも同校の強靱さの証左を、
スポーツ新聞や週刊誌が特集することだろう。
これについては、(唐突な引き合いだが) 
大相撲でいう、かつての北の湖時代の
到来のような感がいささかながらしている。

他方、あえて「敗因は監督の差だったかな」
と謙遜する苦労人・三重の中村好治監督の弁は、
三重の戦士(ナイン)たちと応援団の姿と
三層に重なって高校野球ファンの琴線に響く。

あの公害に悩む地に歓喜をもたらした
四日市高校の優勝(第37回大会・1955年)以来という、
三重県勢じつに59年ぶりの決勝進出。
"判官贔屓(びいき)"と称される甲子園ファンの声援が、
スタンドの雰囲気が、閉会式の後々までも
球場の内と外を覆い尽くしていた。

たかが高校野球、されど高校野球。
甲子園もまた、時代の気質を表出するものなのだ。

勝者の応援父兄は万歳を繰り返して、
敗者の応援団員は甲子園写真を撮る。



































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2014/08/28

優勝旗を抱いてハイチーズ@甲子園3Dトリックアート

11日の開幕から25日の決勝までの15日間、
甲子園大会中のブログは、
フェイスブックで代用させていただきました。

久し振りにネグラに帰って
日常に戻ったいま、再開させていただく。
まずは、ちょっぴり甲子園の余韻から....
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この夏、甲子園を訪れた人々に、
穴場スポットとして人気を呼んだのが、
球場外の「3Dトリックアート」。

優勝旗を抱いて列に戻るシーンで、
優勝チームのキャプテンになった気分!
モチーフの群像で使われた絵(写真)は、
昨夏の優勝校の「前橋育英」と
準優勝校の「延岡学園」なのだが、
スナップに興じる人は気付いてるかどうか。

あれから1年。前橋育英のナインには、
思いがけぬプレゼントだろうが、
延岡学園の選手には嬉しさ半分、悔しさ半分、
複雑な思いに駆られるかもしれない。

センバツの春は「選手宣誓」のシーンで、
高校野球の期間以外は、阪神タイガースの
選手に胴上げしてもらえる写真、とか。

ノリが関西っぽく、このアソビゴコロって
かなり好きなので、甲子園にいる間、
トリックアートに通って、さまざまな人を
「ハイチーズ!」撮りして差しあげた。

見知らぬ他人ばかりではオモロウないから、
奇特な誰かさんが撮ってくださった
1点に、子どもたちのヨロコビと
甲子園タオル女子を交えて投稿しておこう。

ったく、甲子園バカというものだ。





2014/08/23

コピーの殿堂入り・眞木準さん(のお弟子さん)を囲む夕べ

先月に続いて、東京コピーライターズクラブ(TCC)の
「Hall fo Fame 」の眞木準さん(のお弟子さん)の
トークイベントで、昨夜バー・サービスをさせていただいた。

多彩で知名度の高い仕事群の中に、社会的に流行した
まさに「キャッチフレーズ」を数多く残した
眞木準さんの、あの名作コピーが生まれた舞台裏を、
かつての愛弟子たちが熱く語るステキな宵だった。

自身は、熱闘甲子園から前夜の夜行バスで帰京。
眞木さんのお好きだったTIFFINリキュール、
JETペパーミントをはじめ、シンガポールスリングを

はじめ、納涼感あふれるMOJITO(モヒート)や
沖縄シークワッサー・トニックetcが、
飛ぶようにコールを受けて、それは大賑わいでした。

★特集「コピーは眞木準」を携えた「クリネタ」と
「青春18きっぷ」をしかと握りしめて、
これから、この夏4たび!の聖地へ在来線で向かう。
残すは準決勝とそれに続く決勝戦。
眞木さんがお好きだった高校野球の甲子園だもの。





























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2014/08/10

甲子園中の更新はフェイスブックが代用します

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よろしくお願いいたします。

2014/08/09

甲子園開幕延期のご褒美は

台風ものとも...で駆けつけた甲子園も、
悪天候には逆らえず開幕が延期に。
半ば予測していたものだが、もしもの決行に
備えて現地入りする。自身に果たす掟なのだ。

もとより甲子園球場では、雨天順延は
決して珍しいことではなく、通い41年の中で、
3日間連続中止も記憶にあるが、
開幕から2日間というのは、お"初"である。

・・・好きな大阪をウロウロしていると、
中止を知った懐かしいジュエリー・デザイナーの
友人から、ハモ鍋パーティーのお誘いがくる。

与太者にはもったいない美食美飲の時間。
甲子園に何か申し訳ないような、
ゴージャスな泉南のひととききであった。

腹ごなしに歩いた「みさき公園」の海辺、
児童の絵が花眼を潤してくれる。
荒波のはるか先、向こう岸のどこかに、
目には見えねど...甲子園球場がある。




































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2014/08/03

水恋し...洋の東西にみる風土とフクシマと

ノー・エアコン部屋から涼を求めて脱出、
子どもたちの噴水遊びが目に留まった。
なにせ暑さ日本一!の熊谷で知られる埼玉県、
夏休みの子どもたちが、待ってました!
とばかり、連日、歓声を上げて集ってくる。
お母さんの写メ撮りといい、この地の光景だ。
















こちらは、アメリカ・NYの噴水(Fountain)。
いつだったか、かなり前に撮ったものだが、
子どもたちの屈託のない遊びっぷりは、
お国柄というよりも、どこか過保護の国・日本の
戯れと違って、奔放で、水遊びを超えた、
ターザンのような遊びの世界へ誘ってくれる。

















それはそうと、「いわき七浜」の呼び名で知られる
福島県・いわき市の海水浴場の海開きは、
昨夏同様に、勿来と四倉の海水浴場の2カ所だけという。
他の小名浜、永崎、豊間、薄磯、久之浜の5浜は、
放射性物質の基準値を満たさず、今年も見送られた。

美しい海で知られた福島県の浜通り一帯に、
黄色い声が戻るのは、いつの日になることだろう。















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2014/08/01

高校野球の決勝戦号外に見入るひととき

新聞の「号外」研究家までいる世の中、
「号外」コレクターがいることは驚くに価しないが、
地方大会の決勝速報号外も含まれるのだろうか?

今年は、東日本の6県の地方大会を行脚して、
10カ所ほどの地方球場詣でを重ねたが、
決勝のあった福島、群馬、静岡で号外にありついた。
(西東京の1枚は、行きつけのJazz喫茶で
頂戴したもので、あいにく試合は見ていない)

試合直後、優勝チームのスタンド内外では、
号外が飛ぶように配布されていくのは、
ターミナル駅や交差点で配られる号外と違って、
内容がすでに分かっているだけに"確認"と
喜び"増幅"装置としての貴重なアナログの1枚!

号外が配られた日、49代表を生んだ列島各地で、
OBや父兄、ファンによる祝杯の美酒が、
さぞ旨かったことだろう。飛び入り参加したかった!

・・・あっという間にカレンダーが変わって、
一拍おいて、手元にある号外に見入っていると、
熱かった決勝戦の攻防がまざまざと蘇る。

さて、第97回大会になる2015年の夏は、
どれだけの地区を回れることだろう。
今年、行けなかった都道府県をぜひ巡ってみたい。


















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ピート小林と歩く「こころの日本遺産」
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